百萬遍知恩寺で見ごろを迎えた桜・2021年

3月下旬に京都市左京区の聞名寺に枝垂れ桜を見に行った後、知恩寺に参拝しました。

知恩寺は、浄土宗四ヵ本山の一つに数えられる浄土宗のお寺です。

春になると、境内でソメイヨシノがきれいに咲くのですが、意外と人に知られていません。

そのため、桜が見ごろを迎える頃でも、境内は混雑することなく、静かにお花見をできます。

御影堂の周囲で咲く桜

知恩寺の最寄り駅は、京阪電車の出町柳駅です。

駅からは、今出川通を東に10分も歩けば、知恩寺の総門の前に到着します。

総門

総門

総門の前には、「百萬遍念佛根本道場」と刻まれた背の高い石柱が立っています。

この日は、総門の付近や境内の一部で工事が行われていましたが、問題なく境内に入れました。

総門かまっすぐ北に延びる石畳の参道。

境内

境内

両脇の松の木と頭上の空を見ていると、まるで夏のように思えます。

参道の先に建つ大きな建物は御影堂(みえいどう)です。

御影堂と桜

御影堂と桜

御影堂の前では、ソメイヨシノが5分咲きになっていました。

まだ少し見ごろには早かったかなと思いながら、御影堂にお参りをします。

境内では、薄いピンク色の椿も咲いていました。

椿

椿

花弁はいったい何枚あるのでしょうか。

中の方まで花びらがギュッと詰まっていそうです。

御影堂の東側にやって来ました。

御影堂の東側の桜

御影堂の東側の桜

こちらには、オオシマザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラが植えられています。

御影堂の前のソメイヨシノよりも咲き進んでおり、もう見ごろを迎えていましたよ。

御影堂の裏に回ると、ヤマザクラが満開になっていました。

山桜

山桜

この日の知恩寺で、最もきれいだったのが、このヤマザクラです。

晴天だったこともあり、より美しく見えましたよ。

御影堂の裏側のソメイヨシノも、良い具合に咲いていますね。

御影堂の裏側の桜

御影堂の裏側の桜

まだ上の方は、つぼみの状態だったので、これからもっと華やかになるはずです。

御影堂の東側に建つ勢至堂は、寛永14年(1731年)に建立された建物で、中には勢至菩薩が祀られています。

勢至堂

勢至堂

勢至堂の近くに植えられているヤマザクラは、ほとんど散って見ごろを終えていました。

境内の西側に建つ鐘楼堂近くのヤマザクラも、終了間近ですね。

鐘楼堂

鐘楼堂

3月下旬だと、まだヤマザクラがきれいに咲いている頃なのですが、2021年は桜の開花が非常に早かったため、京都各所でヤマザクラが見ごろを終えようとしています。

鐘楼堂付近には、早咲きのふじ桜も植えられていますが、こちらは完全に散っていました。

ふじ桜の見ごろは、3月10日前後ですから、ソメイヨシノが咲き始める頃には、ほとんど終わっています。

また、知恩寺には、オカメ桜も植えられていますが、こちらも早咲きのため終了していました。

そろそろ知恩寺から出ましょう。

帰りは、西門から出ることに。

ソメイヨシノのアップ

ソメイヨシノのアップ

西門へと続く参道でも、ソメイヨシノがきれいに咲いていましたよ。

知恩寺では、ソメイヨシノとオオシマザクラが見ごろを迎えていました。

まだ満開には若干早かったので、3月中は見ごろを保っていると思います。

この後は、上京区の本満寺に枝垂れ桜を見に行きます。

なお、知恩寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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