元日に京都市下京区の五條天神宮に初詣に行った後、北に3分ほど歩き菅大臣神社にも訪れました。
菅大臣神社は、学問の神さまの菅原道真を祀っています。
菅原道真を祀っている神社には、牛がいますから、丑年に初詣に行くと縁起が良さそうですね。
ボケが咲く
菅大臣神社には、地下鉄の四条駅、または、阪急電車の烏丸駅から南西に10分ほど歩くと到着します。
西洞院通に面する西側の鳥居の前にやってきました。
境内に参拝者の姿が見えますが、それほど多くはなさそうです。
鳥居をくぐって参道を東に向かって歩きます。
参道の途中には手水屋があり、そこに伏せた牛がいます。
牛の近くには、エサをあげないようにとの貼り紙がありました。
ネコやハトにエサをあげないようにという意味かと思ったのですが、どうも、この牛にエサをあげないようにという意味のようです。
牛の近くにお供えを置くと、ハトやカラスが食べ散らかすでしょうから、それを防ぐための貼り紙なのでしょうね。
菅大臣神社は、菅原道真の邸宅があった地とされています。
飛梅伝説が生まれたのは、この地であり、境内には、今でも数本の梅の木が植えられています。
早くも梅の花が咲いているなと思って木に近づいてみると、ボケの花でした。
ボケは、3月から4月に咲きますから、元日に花を見られるとは思いませんでしたよ。
窮屈そうな牛
それでは本殿にお参りをしましょう。
本殿の手前には、一対の狛犬がいます。
そして、さらに前には、左右に牛が伏せています。
牛は、小さな祠の中で窮屈そうにしています。
祠の中に安置しているということは、当社にとって牛がそれだけ大切な存在であるということなのでしょうか。
牛の近くに植えられている枝垂れ梅は、まだ枝だけの状態です。
つぼみも全く膨らんでいませんから、開花はまだまだ先になりそうです。
枝垂れ梅は、2月末から3月にかけて咲くことが多いです。
受験生の合格発表が終わった頃ですね。
境内には、マンリョウの赤い実もたくさん成っていましたよ。
帰りは北側の鳥居から外に出ます。
そして、細い道を北に少し歩くと、突き当りに紅梅殿が建っています。
紅梅殿も、菅原道真の邸宅跡であり、今は、彼の父の是善(これよし)が祀られています。
菅大臣神社に参拝した後は、紅梅殿にも立ち寄りたいですね。
元日の菅大臣神社は、丑年でも初詣客が少なかったです。
今年は、コロナウイルスの影響で特に少ないのかもしれませんね。
なお、菅大臣神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。