五條天神宮へ元日に初詣・2021年

元日に京都市下京区の五條天神宮に初詣に行ってきました。

五條天神宮は、五條天神社ともいいますし、天使の宮とも呼ばれています。

西洞院松原の住宅街に建っていることから、周囲はマンションや民家が多く建ち、境内が窮屈な感じに見えます。

参拝者は、普段から少なく、元日でもそれほど多くないです。

本殿に参拝

五條天神宮には、地下鉄の五条駅から北西に10分ほど歩くと到着します。

西洞院通に向いて建つ東側の鳥居の前にやってきました。

東側の鳥居

東側の鳥居

鳥居をくぐり境内に入ります。

初詣に来られていたのは1家族だけで、境内は無人に近い状況です。

本殿

本殿

それでは、本殿にお参りをしましょう。

五條天神宮は、天神とつくので、学問の神さまの菅原道真を祀っているように思えます。

でも、祭神は、大己貴命(おおなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)、天照大神で、本殿に菅原道真は祀られていません。

五條天神宮の天神は、天つ神(あまつかみ)の総称で、「てんしん」と読みます。

社名も「ごじょうてんしん」と読みますが、「ごじょうてんじん」と書かれている書籍もあります。

菅原道真の天神は、「てんじん」と発音しますね。

鳥居の近くの手水鉢には水が流れていますが、柄杓はありません。

手水鉢

手水鉢

コロナ対策のために撤去したのでしょう。

本殿の前に植えられている榊のご神木。

榊のご神木

榊のご神木

それでは、本殿にお参りをしましょう。

祭神は、農耕、病気退散、医薬の神さまとして崇められており、禁厭(きんえん)の神さまとしても崇敬されています。

ちなみに禁厭とは、まじないのことです。

五條天神宮では、節分の日に宝船が授与されますよ。

本殿の前には、神社本教暦と干支置物が置かれていました。

神社本教暦(左)と干支置物(右)

神社本教暦(左)と干支置物(右)

丑年のかわいらしい置物です。

丑年の置物

丑年の置物

神社本教暦は200円、置物は500円で、お代は賽銭箱に入れるようになっています。

本殿の裏に回ります。

こちらには末社がいくつか建っており、その中に筑紫天満宮もあります。

筑紫天満宮

筑紫天満宮

天満宮なので、祀られているのは菅原道真です。

そして、近くには牛もいます。

牛

今年は丑年なので、筑紫天満宮にもお参りをし、頭が良くなるようにお願いしておきました。

五條天神宮の社務所は、マンションの一角にあります。

マンション

マンション

御朱印やお守りなどを授かりたい方は、社務所でたずねてください。

五條天神宮は、牛若丸と弁慶の出会いの地ともいわれていますね。

二人が出会ったのは五条大橋とされていますが、義経記では、五條天神の森で出会ったことになっています。

でも、五條天神宮と呼ばれるようになったのは、後鳥羽天皇の時代なので、牛若丸と弁慶が出会った後ですし、義経記が室町時代の作ということからも、二人が五條天神宮で出会ったとする説には疑問が残ります。

本殿と筑紫天満宮にお参りを済ませたので、境内から出ましょう。

北側の鳥居

北側の鳥居

帰りは、北側の鳥居から外に出ました。

五條天神宮は、元日でも初詣客が少なく、静かにお参りできましたよ。

この後は、菅大臣神社に参拝します。

なお、五條天神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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