10月下旬。
京都市東山区の粟田神社に参拝しました。
粟田神社は、京の七口のひとつである粟田口に鎮座する神社で、かつては旅人が出発する前にお参りをしたところとして知られています。
私も、粟田神社には年に何度か参拝しています。
アヒル手水が登場
粟田神社の最寄り駅は、地下鉄の東山駅です。
駅からは、三条通を東に3分ほど歩くと粟田神社の1つ目の鳥居が現れます。
そして、その鳥居をくぐって南に少し歩くと、2つ目の鳥居の前に到着します。
2つ目の鳥居をくぐって、坂道の参道に進みます。
まだ10月なので、参道のカエデは紅葉していません。
粟田神社の紅葉は、11月下旬から見ごろになります。
参道もきれいに色づきますから、11月の終わりに訪れたい神社であります。
参道を上って境内に入ります。
空はすっきりとした水色。
この日は、京都の空気が澄んでいましたね。
手水鉢に向かうと、小さな黄色い物体がたくさん浮かんでいました。
なんだろうと思って近づくと、小さなアヒルの大群でした。
私が粟田神社に参拝した翌日にtwitterを見ると、このアヒルの大群がトレンドワードになっていました。
なんでも、氏子の方が、アヒルたちを手水鉢に入れていったそうです。
いつまでアヒルがいるのかはわかりませんが、しばらくはアヒル手水が粟田神社の人気者になることでしょう。
それでは本殿にお参りです。
本殿には、八坂神社と同じ祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が祀られています。
10月に行われる粟田祭は、室町時代には祇園祭が斎行できない場合にこの祭をもって祇園御霊会の代わりとしたと伝えられています。
今年は、祇園祭も粟田祭も、コロナウイルスの影響で規模が縮小されて行われました。
境内の南側に宝物殿ができていました。
宝物殿に入るのは無料です。
中には、粟田祭の説明や粟田神社に伝わる宝物が展示されていました。
刀剣もありましたよ。
宝物殿も、これから人気が出そうですね。
粟田大燈呂
毎年、粟田祭に登場する粟田大燈呂が神楽殿に並んでいます。
いつもは、もっと巨大な粟田大燈呂が置かれているのですが、今年はやや小ぶりとなっています。
粟田祭の規模の縮小が原因なのでしょうか。
小さな粟田大燈呂は、いつも神楽殿に置かれていますよ。
大国主命(おおくにぬしのみこと)や素戔嗚尊など、日本の神話に登場する神さまが、粟田大燈呂になっています。
境内の北側の展望台から京都の街を眺めます。
白い雲と青い空。
空気は澄み渡り、この景色を見ているだけで、すがすがしい気分になれましたよ。
そろそろ粟田神社から出ましょう。
まだ紅葉シーズン前ということもあり、粟田神社は人が少なめでした。
この後は知恩院に参拝します。
なお、粟田神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。