平成大修理を終えた知恩院の御影堂に参拝・2020年

6月上旬。

京都市東山区の知恩院に参拝しました。

知恩院は、東山を代表する大寺院で、入り口に立つ大きな三門が有名であります。

また、最近まで工事が行われていた御影堂(みえいどう)も雄大です。

御影堂は、何年もかけて平成大修理が行われていたので、中に入ってお参りをしたのは随分と前のこと。

工事を終えた御影堂に入ることが今回の参拝の目的であります。

終わりが近づくサツキ

知恩院の最寄り駅は、地下鉄の東山駅です。

駅からは、南に徒歩約5分で、知恩院の三門前に到着します。

京阪電車だと、祇園四条駅から東に徒歩約7分です。

三門

三門

いつ見ても、迫力のある三門です。

三門下では、サツキが咲いていました。

三門下のサツキ

三門下のサツキ

でも、花数が少なく、そろそろ見ごろを終えようとしています。

三門の南側の女坂を上ります。

女坂

女坂

女坂の近くのサツキは、ほとんど花が咲いていませんでした。

「念ずれば花ひらく」と刻まれた石碑の前のサツキも、チラホラと咲いている程度です。

石碑とサツキ

石碑とサツキ

念ずれば、これからもっと多くの花が咲くでしょうか。

御影堂に参拝

女坂を上りきると、広々とした境内に入ります。

境内の中央の大きな建物が御影堂です。

境内

境内

正面から御影堂を眺めます。

正面から見た御影堂

正面から見た御影堂

参拝者が御影堂の中に入っていくのが、何となく不思議に思えます。

数年間、御影堂に人が入っていく姿を見たことがなかったので、そう思えるのでしょう。

脱いだ靴を備え付けのビニール袋に入れて、御影堂に上がります。

久しぶりに入った御影堂の中は、意外と狭く感じました。

以前は、もっと広かったように思ったのですが、気のせいでしょうね。

御影堂の大修理が本科的に始まったのは2012年1月でした。

そして、2020年2月に工事を終え、4月13日に落慶法要が行われました。

落慶法要は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため関係者のみで行われ、また、落慶記念団体参拝は5月1日から7月15日までの受入を中止としています。

5月25日までは、知恩院の境内に入ることもできませんでしたね。

なお、10月25日には、落慶御満座法要が行われる予定です。

工事中は集会堂に移っていた法然上人の像も、御影堂に戻っていたので、しっかりと拝んでおきました。

御影堂の外に出ます。

御影堂の東の縁側の天井を見上げると、忘れ傘が残っていました。

忘れ傘

忘れ傘

忘れ傘は、知恩院の七不思議のひとつです。

工事中に取り除かれることがなかったみたいですね。

忘れ傘を見たのも久しぶりです。

私が知恩院に参拝した日は、京都はまだ梅雨入りしていませんでしたが、空は曇っており、梅雨の気配を感じられました。

池と経蔵(左)と納骨堂(右)

池と経蔵(左)と納骨堂(右)

境内の東にそびえる東山。

境内と東山

境内と東山

御影堂が工事を終えたためか、見晴らしが良くなったように感じます。

手水鉢には柄杓が置かれていました。

手水鉢

手水鉢

京都の神社やお寺では、新型コロナウイルスの感染を防ぐため、手水鉢の柄杓が撤去されていますが、そろそろ元に戻って来るのではないでしょうか。

東山に観光に訪れた際は、ぜひ、知恩院の新しくなった御影堂にも、お参りをしてください。

なお、知恩院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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