3月下旬。
京都市東山区の祇園白川を訪れました。
祇園白川は、昔ながらの町並みが残り、海外からお越しの方に人気があります。
特に春になると、白川沿いに様々な種類の桜が咲き、この時期の祇園白川は大混雑します。
ソメイヨシノの見ごろには、まだ少し早いですが、すでに早咲きの桜は見ごろを迎えており、春らしい風景を楽しむことができます。
白川沿いの山桜
祇園白川には、京阪電車の祇園四条駅で下車し、北に3分ほど歩くと到着します。
今回は、東大路通から白川北通を西に歩いて祇園白川の桜を観賞します。
白川北通には、多くのヤマザクラが植えられており、すでに見ごろを迎えていました。
雪柳も白色の花を咲かせていますが、まだ見ごろ前ですね。
4月に入れば真っ白な姿になるはずです。
白川北通のヤマザクラは、どの木も見ごろです。
おそらく3月中旬に咲き始めていたのではないでしょうか。
すでに散り始めているヤマザクラもありましたよ。
足元では、ハナニラの花もたくさん咲いていました。
春の花は桜だけではありません。
祇園白川では、ハナニラの他に椿もきれいに咲いていましたよ。
和風の塀を背景に見るヤマザクラは、古き京都の風情を感じさせます。
白川南通の枝垂れ桜
白川北通から白川南通にやってきました。
祇園白川と言えば、ここ白川南通が有名ですね。
枝垂れ柳の緑色の葉が垂れ下がる道をゆっくりと進む人力車。
明治時代は、こんな景色を京都各地で見られたのでしょうか。
白川南通では、早咲きの枝垂れ桜が満開になっていました。
雪柳もたくさんの花を咲かせています。
白川南通は日当たりが良いので、白川北通よりも花の開花が早いようです。
八重紅枝垂れ桜も、咲き始めていました。
八重紅枝垂れ桜は、ソメイヨシノが散り始める頃に見ごろを迎えるので、例年だと4月10日頃に満開となります。
でも、2020年は1週間ほど早く八重紅枝垂れ桜が満開になるかもしれません。
白川に架かる朱色の巽橋(たつみばし)の上から白川の流れを眺めます。
白川の上に伸びたヤマザクラの枝には白色の花がたくさん咲いています。
ただ、見ごろがそろそろ終わりそうな感じです。
私が祇園白川を訪れた日は、まだソメイヨシノの見ごろ前だったこともあり、人が少な目でした。
これくらい人が少ないと、春の景色を楽しみながら、のんびりと桜を見て歩けます。
今年は、新型コロナウイルスの影響で海外からお越しの方の姿が非常に少なくなっており、祇園白川はほとんど混雑していませんでした。
川端通付近にやって来ると、ソメイヨシノが3分咲きになっていました。
周辺の桜の名所では、ソメイヨシノがチラホラと咲いている程度だったのですが、祇園白川のソメイヨシノは咲き進むのが他よりも早いようです。
祇園白川の桜は全体的に見ごろに入っています。
ソメイヨシノは、3月28日頃から見ごろに入りそうですよ。