1月下旬。
京都市東山区の粟田神社に参拝しました。
粟田神社は、粟田山の中腹に建っています。
以前は、訪れる人が少なかったのですが、近年は刀剣ブームもあり、参拝者が増えていますね。
冬の寂しい境内
粟田神社の最寄り駅は、地下鉄の東山駅です。
駅からは、南東に徒歩約5分で、粟田神社の鳥居の前に到着します。
鳥居の奥にある参道の両脇には、カエデが多く植えられていますが、さすがに1月になると枝には葉が残っていません。
粟田神社には、昨秋に紅葉を見に来て以来なので、今年最初のお参りですね。
鳥居をくぐると狛犬がお出迎え。
よく見ると、狛犬は前足でボールのようなものを踏んでいます。
今まで何度も粟田神社に参拝していますが、狛犬がこのような姿をしていることに気づきませんでした。
参道を上りきり境内に入ります。
境内も、冬の景色。
本殿前のカエデも、枝だけになっていて寂しい姿でした。
それでは、本殿にお参りをしましょう。
粟田神社は、貞観18年(876年)に藤原興世(ふじわらのおきよ)の奏上により清和天皇が大己貴命(おおなむちのみこと)を祀り、のちに牛頭天王(ごずてんのう)を合祀したと伝えられています。
また、当地を治めていた粟田氏が氏神として創建したともいわれています。
かつては、感神院新宮(かんじんいんしんぐう)や粟田天王宮とも呼ばれていましたが、明治に粟田神社に改称されています。
本殿には子年の絵馬が置かれていました。
境内の南側には、北向稲荷神社が建っているので、こちらにもお参りをし、商売繁盛のご利益を授かっておきましょう。
北向稲荷神社の隣の池には水が入っていません。
この辺りは、夏になると木々の葉で覆われて池が見えにくくなるのですが、冬は池全体を見渡すことができます。
境内の北側にある展望台から北の空を見上げます。
雲が多かったですが、青空も見られました。
写真だと寒そうに見えますが、今年は暖冬なので、例年ほどは寒くありません。
参道に戻ると、椿が咲いていました。
たくさんの花弁がギュッと詰まり、まるで球根のような花です。
参道脇の苔の上には、サザンカの花が散っていましたよ。
私が粟田神社に参拝した日は、絵馬堂が工事中でした。
その影響で、神楽殿には工事の道具が置かれ、ミニサイズの粟田大燈呂を見ることができませんでした。
この後は、南西に5分ほど歩いて知恩院に参拝しました。
なお、粟田神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。