10月16日。
京都市左京区に建つ岡崎神社に参拝しました。
岡崎神社では、毎年10月16日に氏子大祭が催されます。
私は、氏子大祭当日だということを知らずに岡崎神社を訪れました。
氏子大祭で賑わう境内
岡崎神社は、市バス停「岡崎神社前」で下車してすぐの場所にあります。
京阪電車だと神宮丸太町駅から丸太町通を東に徒歩約15分です。
丸太町通に面する鳥居の前に到着。
鳥居をくぐり参道を北に進みます。
岡崎神社の境内の中央には、多くの木々が植えられています。
他の神社の境内では、あまりみかけることのない風景であります。
境内の西側に建つ神楽殿では、お祭りの準備が行われていました。
もう準備は完了しているのでしょうか。
また、近くでは神輿の準備も行われていましたよ。
神楽殿の近くには、三善清行卿邸趾の石碑が置かれていました。
以前はなかったのですが、いつから置かれたのでしょうか。
気になったので、石碑の裏側を見ると平成30年(2018年)12月1日と刻まれていました。
そして、「善相公千百年祭記念」とも刻まれていました。
石碑の説明書を読んでみましょう。
三善清行は、菅原道真と同じころ平安宮廷社会で活躍した優秀な文人貴族です。
承和14年(847年)に京都で生まれ、大学寮で漢詩文、儒学などを修め、文章博士、大学頭、式部大輔となりました。
歴史、天文学にも通じ、辛酉革命説によって「延喜」の改元(901年)を実現させたことでも知られています。
また、「意見封事十二箇条」は、鋭い時極改革論として価値が高いと評価されています。
71歳で参議兼宮内卿に任じられ、翌延喜18年12月7日に亡くなっています。
善相公千百年祭記念とは、三善清行が亡くなってから1100年ということなんですね。
ちなみに三善清行は、上京区の一条戻橋とも関係があります。
それでは、境内の北側に建つ本殿にお参りをしましょう。
境内の中央付近には、釜が用意されていました。
氏子大祭では、湯神楽も行われるそうですから、この釜はその時に使われるのでしょうね。
境内には、岡崎神社御旅所もあります。
戸が開いていたので、中を見ると神輿が用意されていました。
お供えもたくさん。
手水舎には、黒光りしている厄除子授兎がいます。
ウサギに水をかけてお腹をさすって祈願すると安産になると伝えられていますよ。
一通り境内を見たので、そろそろ岡崎神社から出ましょう。
帰りは、西側の鳥居から外に出ました。
今まで何度も岡崎神社に参拝していますが、この鳥居をくぐったのは今回が初めてです。
この後は、北に少し歩いて金戒光明寺に参拝しました。
なお、岡崎神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。