5月中旬に京都市北区の大徳寺を訪れ、塔頭(たっちゅう)の瑞峯院、興臨院、黄梅院を拝観しました。
大徳寺は、これらの塔頭寺院を拝観するのも良いものですが、広大な境内をのんびりと歩くのもおすすめです。
特に初夏は、観光や旅行で京都に訪れる方が少なくなり、大徳寺も混雑しないので落ち着いて散策できるんですよね。
大徳寺の諸堂を眺める
大徳寺は、市バス停「大徳寺前」で下車してすぐです。
バス停からだと、南門か東の総門が近いですね。
今回は、総門から境内に入ることに。
総門をくぐると、右手に朱色の建物が見えてきます。
この建物は、三門の金毛閣です。
千利休が楼上に自らの像を安置したことが、豊臣秀吉の怒りを買い、切腹につながったと言われてますね。
金毛閣の西には、大徳寺茶所があります。
中に入って休憩していきましょう。
茶所の中には、七福神の1人である大黒さまが祀られていますよ。
もともとは仏法を守るために悪魔と戦う神さまだったのですが、後に福を主宰する神さまとなって寺院の庫裡(くり)に祀られるようになったそうです。
そう言えば、他の寺院でも、大黒さまを庫裡で見かけますね。
こちらは、イブキです。
とても背の高いイブキです。
ここまで大きくなることは稀とのこと。
奥に見える建物は仏殿です。
仏殿の北に建つのは法堂(はっとう)です。
特別公開時は、法堂の中に入れますよ。
法堂の天井には龍が描かれており、堂内で柏手を打つと、龍が吠えます。
境内の新緑
大徳寺境内の北にやってきました。
ここには、塔頭の芳春院(ほうしゅんいん)が建っています。
門をくぐって参道に入ってみましょう。
塀際のカエデの新緑がきれいですね。
足元にある丸い刈込はサツキでしょうか。
芳春院の参道は、秋になると真っ赤なモミジが見れますよ。
芳春院から西に向かって歩き、高桐院にやってきました。
今回、高桐院を拝観しようかと思ったのですが、大徳寺に到着してから他の塔頭寺院を拝観していると時間がなくなってしまいました。
なので、参道の新緑を見るだけにしておきました。
高桐院の参道は、いつ見ても味わい深いですね。
秋の紅葉も見事ですよ。
大徳寺境内の主だった建物を見たので、そろそろ外に出ましょう。
境内北側の参道では、大きなカエデの新緑が屋根を作っていました。
なお、大徳寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。