清閑寺の見ごろが近づく紅葉・2016年

11月中旬に清水寺に紅葉を見に行き、子安塔近くからいったん清水寺を出て、歌の中山清閑寺(せいかんじ)に参拝してきました。

清閑寺は、知る人ぞ知る紅葉の名所。

清水寺から近いにもかかわらず、ここまで足を運ぶ人はほとんどいません。

山の上で見る紅葉

清閑寺の最寄り駅は京阪電車の清水五条駅です。

駅からだと徒歩30分近くかかりますが、清水寺の子安塔からだと山の中の細い道を南に約5分歩けば清閑寺の駐車場に到着します。

清閑寺の駐車場

清閑寺の駐車場

駐車場から長い石段を上り山門へ。

清水寺からの道のりは大したことありませんが、石段を上るのは少々疲れます。

山門

山門

拝観料は志納制となっています。

山門に設置されている箱に100円を納め境内へ。

境内はカエデの木に覆われており、その中に小ぢんまりとした本堂が建っています。

本堂と紅葉

本堂と紅葉

カエデの木は青葉がかなり目立ちますね。

真っ赤に色づいている葉もありますが、見ごろには少々早いようです。

それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂にお参りを済ませた後は、境内の端に置かれている要石(かなめいし)へ。

要石から眺める景色

要石から眺める景色

要石の前に立つと、山の間から京都市街が望めます。

まるで扇を開いたかのように景色が見えます。

そう、要石とは、扇の要に見たてたものなのです。

要石の近くから境内を眺めます。

境内の紅葉

境内の紅葉

こうやって見ると割と紅葉しているように見えますね。

あと数日すれば、もっと赤さが増しているはずです。

本堂の北側にある鐘楼の近くの紅葉は色づき始めの状況。

鐘楼付近の紅葉

鐘楼付近の紅葉

木の上の方は赤色が目立ちますが、まだ鮮やかさがありません。

屋根と紅葉

屋根と紅葉

緑色、黄色、オレンジ色、赤色と様々な色の葉を付けるカエデの木。

赤く染まりゆくカエデ

赤く染まりゆくカエデ

清閑寺はあまり広くないので、境内全体を見るのにそれほど時間はかかりません。

15分程度で境内の紅葉を見終えたので、そろそろ清閑寺から出ることに。

その前に地面に敷き詰められた苔を見ておきましょう。

苔と紅葉

苔と紅葉

秋になっても、苔はみずみずしさを保っていましたよ。

山門の上のカエデは緑色。

山門とカエデ

山門とカエデ

少し黄色く色づいていましたが、真っ赤に色づくのは11月の終わり頃でしょうか。

清閑寺は、高倉天皇と小督局(こごうのつぼね)の悲恋の地でもあるので、モミジが散り始めた時に参拝した方が、より情緒を感じられそうですね。

境内の外に出て、石段を下ります。

「歌の中山」と刻まれた石碑は、平成27年(2015年)に建立されたもののようです。

歌の中山

歌の中山

石柱には「清閑寺山門より清水寺子安の塔までの山路」と書かれています。

それでは、石柱の近くに設置されている矢印が指す清水寺に戻りましょう

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