元日の妙法院境内は静寂に包まれていた

元日に京都市東山区の豊国神社新日吉神宮(いまひえじんぐう)に初詣に行った際、近くに建つ妙法院にも立ち寄りました。

妙法院は、三千院、青蓮院と合わせて天台宗の三門跡寺院に数えられています。

門跡寺院とは、皇室関係者が代々住職を勤めてきた格式の高いお寺です。

正月からこのような格式の高いお寺にお参りしておけば、良い1年になりそうな気がしますね。

参拝者の姿がない

妙法院の最寄り駅は京阪電車の七条駅です。

そこから東に6分ほど歩くと妙法院に到着します。

南隣には智積院(ちしゃくいん)が建っており、参拝時は、そちらと間違えそうになるので注意が必要です。

妙法院の境内に入ります。

妙法院

妙法院

人が全くいません。

そして、境内はとても静かです。

元日だから、初詣で訪れる方がいても良さそうなのですが。

普段から、それほど参拝者が多いわけではないので、元日も人が少ないのでしょうね。

庫裏

庫裏

庫裏(くり)の前に「豊太閤大佛千僧会遺跡」と刻まれた石柱が立っていました。

豊太閤大佛千僧会遺跡

豊太閤大佛千僧会遺跡

白くきれいな状態であることから、この石柱は建立されて日が浅いのかもしれません。

以前に参拝した時にはなかったような気がしますからね。

妙法院が建つ一帯は、安土桃山時代に豊臣秀吉が大仏殿を造営した場所です。

大仏開眼供養の際には、1千人の僧侶を招いて供養させたことから大仏千僧会と言われています。

しかし、この大仏は何度も火災に遭って再建を繰り返してきましたが、現在は残っていません。

大玄関は、後水尾天皇の中宮の東福門院和子(とうふくもんいんまさこ)が入内した時に造営された殿舎を移築したものです。

こういったところにも、格式の高さを感じますね。

大玄関

大玄関

門跡寺院と言えば、宸殿(しんでん)を見ておかなければなりません。

宸殿は門跡寺院独特の建物ですからね。

宸殿

宸殿

妙法院の宸殿はとても大きく、正面からだと全景を写真に収めることができません。

宸殿の前には、たくさんの赤い実をつけたピラカンサがありました。

ピラカンサ

ピラカンサ

枝先に実がギュッと詰まっていますね。

宸殿の前には、本堂の普賢堂(ふげんどう)が建っています。

本堂

本堂

しかし、扉が閉まっているので、中に入ってお参りすることはできませんでした。

なので、外からお参りしておきました。

唐門付近では、紅葉が見ごろを迎えていました。

紅葉

紅葉

元日なのにこんなにきれいに紅葉しているとは。

昨秋の紅葉は遅かったですが、こんなにたくさんのモミジが残っているなんて想像できませんでしたよ。

西日を受けて輝くモミジがきれいです。

紅葉のアップ

紅葉のアップ

それにしても妙法院の境内は静かです。

時折、参拝者の姿が見えましたが、ほとんど無人の状態でした。

少しだけ休憩所の中で休んでいくことに。

休憩所

休憩所

休憩所には、カレンダーがいくつかあり、自由にもらうことができたので、浅草寺の卓上カレンダーをいただきました。

京都関係の本が何冊も置かれているので、京都旅行の際に観光の参考にできますよ。

短時間でありましたが、そろそろ境内から出ることに。

人ごみの中を歩き回った元日だったので、妙法院では疲れた体を癒すことができましたよ。

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