京都市右京区の嵯峨野に建つ二尊院は、紅葉の名所として知られています。
二尊院で特に有名なのが、紅葉の馬場と呼ばれる長い参道です。
その名のとおり、秋になると参道の両脇がきれいに紅葉します。
11月下旬。
その紅葉の馬場を見に二尊院を訪れました。
参道の紅葉
二尊院は、JR嵯峨嵐山駅から北西に15分から20分ほど歩いた辺りに建っています。
入口には立派な総門。
この総門は、慶長18年(1613年)に豪商の角倉了以(すみのくらりょうい)が、伏見城の薬医門を移築したものです。
総門をくぐり右手の受付で拝観料500円を納め参道へ進みます。
参道の両脇の紅葉は、ほぼ見ごろ。
まだ、色づいて間もないモミジもありましたが、全体的には見ごろですね。
小倉山から眺める紅葉
参道の石段を上りきり、左に進んで勅使門から境内に入ります。
勅使門の周囲の紅葉がとてもきれいだったのですが、人が多かったため後回しにします。
境内も、全体的に紅葉が見ごろです。
ただ、本堂が工事中だったのでお参りすることができませんでした。
本堂の拝観は、平成28年(2016年)10月から再開とのこと。
今回は、拝観受付で粗品引換券をいただきました。
拝観が再開された時に参拝すると、粗品と交換していただけるようです。
境内の西側、角倉了以像付近の紅葉も見ごろです。
塀際のモミジが鮮やかな赤色に染まっていました。
2015年の京都の紅葉は、どこも色づきが良くないので、このような赤いモミジを見ると、一際美しく感じます。
小倉山に上ります。
山の上には、土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇の供養塔が立つ三帝陵があり、そこから眺める紅葉がきれいでした。
小倉山からは京都市街を望むこともできます。
見下ろす紅葉風景も申し分ありません。
石段下から見上げる法然上人廟と紅葉。
この紅葉も、鮮やかな赤色ですね。
勅使門付近の紅葉
再び、勅使門にやってきました。
人が少なくなっていたので、じっくりと紅葉を観賞です。
門越しに眺める紅葉は、大人気で、多くの観光客の方がカメラを構えて写真撮影していましたよ。
勅使門付近の参道も、カエデが見事に紅葉しています。
真っ赤なモミジですね。
塀際に散ったモミジも真っ赤です。
最後は、石段上から紅葉の馬場を見下ろします。
こちらも、勅使門付近と同様に多くの方が写真撮影をしていましたよ。
紅葉の馬場は、見上げるよりも見下ろす方が美しいですね。
紅葉を存分に楽しんだところで二尊院を後にしました。
なお、二尊院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。