8月の京都は、観光や旅行で訪れる方が少なめです。
京都の夏の暑さや行事が少ないといったことがその理由だと思われます。
しかし、2010年から、京都では、8月に「京の七夕」という行事が行われるようになりました。
2011年は、8月6日から15日まで開催されます。場所は、堀川と鴨川の2会場。
ということで、6日にさっそく京の七夕を観てきましたので、今回の記事では、堀川会場の様子をお伝えします。
スタンプラリー
京の七夕開催中は、同時にスタンプラリーも開催されています。
スタンプラリーの案内は、駅や会場でもらえます。ちなみに私は京阪電車の祇園四条駅でもらいました。
スタンプを2つ集めると参加賞がもらえます。
また、3つ集めると最高2万円相当の賞品が当たる抽選に応募できます。こちらは、はがきでの応募です。
スタンプは、以下の場所に設置されています。
- 京阪電車の三条駅または祇園四条駅で織姫のスタンプ
- 西陣織会館または堀川商店街で彦星のスタンプ
- 地下鉄二条城前駅、京阪電車の宇治駅または八幡市駅で笹のスタンプ
私は、祇園四条駅、二条城前駅、堀川商店街でスタンプを押しました。
そして、堀川会場の総合案内で参加賞をいただきました。
参加賞は、下の写真に写っている「おけいはん」の紙セッケンです。
なお、ハガキでの応募は50円切手を貼る必要がありますが、堀川会場の出口付近に抽選箱が設置されているので、そこで投函できます。
二条城のライトアップ
午後7時になると、二条城がライトアップされます。
普段、二条城は入場料が必要なのですが、京の七夕のライトアップは無料なので、この機会に拝観しておくと良いでしょう。
城内には、京の七夕に協賛している企業などのメッセージ行灯がたくさん置かれています。
「気魄」と書かれた行灯もありました。
唐門をくぐって、二の丸御殿に向かうと、建物がライトアップされていました。
このライトアップは、デジタル掛け軸というそうです。
ライトは、一定間隔で変化し、様々な模様が二の丸御殿に映し出されていました。
光の天の川
二条城のライトアップを観た後は、堀川会場へ。
堀川会場の入り口は、二条城付近にあります。
ここからは、北に向かう一方通行です。
川沿いに進み、最初に現れるのが、京都造形芸術大学マンガ学科の学生さんが描いた鳥獣戯画絵です。
壁に愉快な絵が、映し出されています。
鳥獣戯画絵の次は、光の友禅流しです。
川に流された京友禅が、一定間隔で変化する暖色系の光と寒色系の光に照らされています。
遊歩道の脇には、たくさんの願い事が書かれた短冊を飾った笹があります。
また、川の上流からは、青色に光る「いのり星」も流れてきます。
一見、地味に思えますが、これがなかなか趣があります。
トンネルに入ると光のオブジェが出現。
作品名は、「Milky Tower」だそうです。
他にも、堀川会場には、たくさんの「光と竹のアート作品」が展示されています。
その中から細長いハートが印象的な「LOVE」という作品を掲載しておきます。
さらに堀川を北に進んでいくとトンネルに織姫の絵が描かれていました。
反対側には彦星の絵も描かれています。
これらは2010年にはなかったものですね。
そして、堀川会場のメインとも言える「光の天の川」の入り口に到着。
写真をゆっくりと撮ることができるのは、この入り口付近だけです。
見上げると本当の天の川のようです。
光は暗くなったり明るくなったりします。
それがまた幻想的ですね。
光の天の川を過ぎた後は、笹飾りや光と竹のアート作品を眺めながらゴールに向かいます。
ゴールに到着したら、忘れずにスタンプラリーのハガキを抽選箱に入れましょう。
以上が、堀川会場の様子です。
基本的に2010年とあまり変わっていませんね。
私としては、堀川会場は、今の3分の2くらいの距離で十分に満足できると思います。
そのくらいの長さだと、出口のすぐ近くが堀川商店街になるので、夜店も楽しめますし。
私が、堀川会場に訪れたのは、鴨川会場を観覧した後です。鴨川会場の様子は以下の記事で紹介しています。
なお、京の七夕の詳細は公式ホームページをご覧になってください。