初ゑびす招福祭2011年

毎年1月8日から12日までの5日間にわたって、京都市東山区の恵美須神社で、初ゑびすの通称で知られている十日ゑびす大祭が行われます。

もちろん1月10日の十日ゑびす大祭が一番盛り上がりをみせるわけですが、今回、8日に行われた招福祭を観に行ってきましたので、その内容をお伝えしたいと思います。

商売繁盛を祈願

招福祭は、午前10時に東映太秦(うずまさ)映画村による宝恵かご社参が行われます。

そして午後からは、2時に湯立て神楽神事、2時30分に餅つき神事が行われます。

私は、友人とともに午後1時30分に恵美須神社に訪れました。

参拝者の方が、次々に鳥居をくぐって境内に入っていきます。

鳥居

鳥居

本殿前は、商売繁盛を祈願する方たちの行列ができていました。

本殿前は行列

本殿前は行列

私もこれから1年間しっかりと仕事ができるように二拝二拍手一拝。

さらに境内のえびすさんの頭に賽銭を載せて拝んでおきました。

えびす像

えびす像

上の写真に写っているえびすさんの他にも笑顔が素敵なえびすさんがいらっしゃるのですが、テントの後ろに隠れていて拝むことができませんでした。

湯立て神楽神事

午後2時となり、境内の中央でいよいよ湯立て神楽神事が始まりました。

湯立て神楽神事の始まり

湯立て神楽神事の始まり

窯には、こぼれそうなほどお湯が入っています。

その窯の前では、女性がお祈りを捧げています。

お祈り

お祈り

お祈りの後、窯の中に塩、米、お酒が入れられます。

お酒

お酒

お酒が窯に入ると急に湯気が沸き立ちます。

窯の中は相当熱そうです。

そして、窯に蓋をするかのように2本の笹が上に置かれます。

これから一体何が始まるのでしょうか。

窯の上に置かれた2本の笹

窯の上に置かれた2本の笹

笹が窯の上に置かれてしばらく経った後、女性が両手にその笹を持ち、乱舞を始めました。

窯のお湯に笹をつけて前方にお湯を飛ばす動作を目にも止まらぬ速さで繰り返します。

乱舞

乱舞

前方で観ていた方の頭にお湯が降り注ぎます。

これは熱そう。

なんて他人事のように思っていたら、こちらにも熱湯が降り注がれます。

「うわ、熱い!」

と思いましたが、実はそんなに熱くありません。

どちらかと言うと、良い湯加減です。

乱舞が終わった後は、シャリシャリシャリンと参拝者の頭上に鈴を鳴らしていきます。

鈴が自分の頭に来た時には、しっかりとお辞儀。

今年は商売繁盛間違いなしでしょう。

餅つき神事

湯立て神楽神事の後は、2時30分から餅つき神事の始まりです。

神主さんがペッタンペッタンお餅をついていきます。

餅つき

餅つき

途中で、ベテランの神主さんから若い神主さんにバトンタッチ。

まだ経験が浅いせいか、あまりうまくつけないようです。

しかし、うまくつけた時は、若さあふれる力強さで、お餅がパッチンと大きな音を立てます。

ほどよくつかれたお餅は、巫女さんたちのもとへと移されます。

つかれた餅は巫女さんのもとへ

つかれた餅は巫女さんのもとへ

大きなお餅が小さくちぎられ、円く整えられた後、お盆に載せられていきます。

餅つきは合計3回行われました。

出来上がったお餅の行方はわかりません。

今回、初めて招福祭を観ましたが、なかなか活気があって楽しかったですね。

写真撮影される場合は、湯立て神楽神事の時にカメラにお湯がかからないように注意しましょう。

なお、恵美須神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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