東山区一覧

冬枯れの庭園・青蓮院

お寺などの庭園は、春の桜の時期や秋の紅葉の時期が美しいので、この時期に拝観するのがおすすめです。 しかし、春や秋の庭園が美しいと感じるのは、寒い冬を越え、暑い夏を過ぎたからではないでしょうか。 特に冬は、木々の葉が落ちて殺風景になってしまうため、春に花が咲くと、庭園がより鮮やかにより美しく見えるのだと思います。 なので、一度冬に庭園を拝観しておくと、春の庭園拝観をより楽しむことができるのではないでしょうか。 そこで、今回の記事では、遠い春を待つ、冬枯れの青蓮院(しょうれんいん)の庭園を紹介したいと思います。

青蓮院の諸堂拝観

地下鉄東山駅から南東に5分ほど歩いた辺りに青蓮院(しょうれんいん)というお寺が建っています。 青蓮院は、皇族や摂関家の関係者が代々住職となってきた格式の高い門跡寺院(もんぜきじいん)です。 確かに拝観してみると、気品があるお寺という感じがしますね。

庭にネコとカエルの像がある雙林寺

京都市東山区にある円山音楽堂から坂道を上っていくと雙林寺(そうりんじ)というお寺が建っています。 雙林寺はそれほど大きなお寺ではなく、また、隣の墓石屋さんが目立っているので、気付かずに素通りしてしまいそうになります。

隣り合って建つ西行庵と芭蕉堂

京都市東山区の円山公園と高台寺の中間に平安時代の文化人と江戸時代の文化人に縁のある建物が2軒建っています。 平安時代の文化人とは西行法師のことで、彼と関係のある建物は西行庵といいます。 その隣には、江戸時代の著名な俳人である松尾芭蕉と関係のある芭蕉堂が建っています。

興正寺と興正寺本廟

京都市下京区の西本願寺は、街中にあって広大な敷地を有しています。 堀川通を北から南に歩くと、その広さが十分に分かりますね。 堀川通と七条通が交差する辺りまで築地塀があるので、最初はそこまでが西本願寺の敷地だと思っていたのですが、実は南の方は西本願寺ではなく興正寺の敷地であることに気付きました。

東山初詣事情2011年

前回の記事では、1月8日に恵美須神社で行われた初ゑびす招福祭の様子をお伝えしました。 同じ日に東山の八坂神社、霊山護国神社(りょうぜんごこくじんじゃ)、安井金毘羅宮にもお参りをしてきましたので、今回の記事では、この3つの神社の初詣の様子をお伝えしたいと思います。

初ゑびす招福祭2011年

毎年1月8日から12日までの5日間にわたって、京都市東山区の恵美須神社で、初ゑびすの通称で知られている十日ゑびす大祭が行われます。 もちろん1月10日の十日ゑびす大祭が一番盛り上がりをみせるわけですが、今回、8日に行われた招福祭を観に行ってきましたので、その内容をお伝えしたいと思います。

東山三十六峰は実際に36の峰がある

京都市の東には東山という山がそびえています。 よく東山三十六峰と呼ばれることがありますが、この呼び名は中国の嵩山(すうざん)が嵩山三十六峰と呼ばれることから、それを真似て名付けられたと伝えられています。 なので、東山三十六峰と言っても実際に36の峰が存在しているわけではなさそうな気がしますよね。 ところが、東山には本当に36の峰が存在しているようです。

「角あり」「逆立ち」「恐ろしい」狛犬

神社に必ずあるものと聞いて、すぐに思いつくのは、鳥居ではないでしょうか。 では、鳥居の次に連想するものは何でしょうか。 本殿、鈴、賽銭箱などいろいろと思いつくでしょうが、多くの方が狛犬を連想すると思います。 そして、頭に思い浮かべた狛犬は、ちょっと高い場所に座っている獅子のような姿をしたものではないでしょうか。 どこの神社でも、狛犬は、大体このような姿をしていますが、たまに変わった姿をした狛犬が鎮座していることがあります。 そこで、今回の記事では、私が今までに観たちょっと変わった姿をしている狛犬を紹介したいと思います。

平家全盛期にだけ並存した2つの三十三間堂

京都市東山区には、三十三間堂というお寺があります。 この三十三間堂、実は平安時代に2つあったことをご存知でしょうか。 ひとつは、今現在も存在している正式には蓮華王院(れんげおういん)という三十三間堂です。 もうひとつは、得長寿院と呼ばれていた三十三間堂です。 今回の記事では、蓮華王院と得長寿院を比較しながら紹介したいと思います。