10月22日に御池通に時代祭を見に行きました。
室町幕府執政列が東に向かって小さくなっていくと、西からは室町洛中風俗列が賑やかに登場します。
明るい衣装に町衆の繁栄を感じる
先頭を大きな団扇が進む。
団扇の表面には、本列が室町洛中風俗列であることと奉仕するのが深草室町風俗列保存会であることが記されています。

団扇、棒振、供奉長
団扇の右に写っている黒い衣装の人は供奉長で、南蛮人の姿をしています。
室町洛中風俗列は、16世紀、室町時代後半に経済力を蓄積した京の町衆によって盛んに催された風流踊り(ふりゅうおどり)を再現したもの。
この時代は、ポルトガル人やスペイン人も来日していたことから、彼らの当時の呼び名である南蛮人として参加しています。
ただ、南蛮人は本列が時代祭に加わった平成19年(2007年)からいたわけでなく、同23年から登場したので、時代祭の歴史の中では歴史が浅め。
団扇の後方から続く集団の前には、赤熊を被った2人の子どもが歩く。
鞨鼓童(かっこわらべ)と呼ばれる子どもたちで、風流踊りの際に飛び跳ねるように舞を披露してくれます。

鞨鼓童
大人に混ざって子どもたちがやってくると、沿道の観覧者の注目を集める。
子ども用に上下に押しつぶしたような衣装もかわいらしい。
賑やかな音色を奏でていたのは、摺鉦(すりがね)と笛。
頭に被った笠の中央からは30cmほどの木の枝のようなものが立つ。
赤色、緑色、黄色、橙色など、様々な色が付き、花や葉で頭上を飾っている模様。

笛
本列は、全体的に明るめの衣装を着た人々が目立つ。
そこに経済力を持った町衆の繁栄が感じられます。
バブル経済期のファッションもカラフルなものが好まれていましたから、人が豊かになると着るものにそれが表れるのかもしれませんね。
笛の後は、太鼓受や太鼓打童(たいこうちわらべ)も進む。
その直後からは、観覧車の箱くらいの大きさの花傘が転がされてきました。

風流傘
傘の周囲には、白色の花が咲き誇り、天辺には、それに誘われて飛来した青色のチョウもいますね。
花傘に続いて、オレンジ色の衣装を身につけ頭に白い被り物をした集団が、2本の棒をこすりながら前進。

側踊り
側踊りと呼ばれる人たちで、風流踊りのときに活躍します。
風流踊りは見られず
室町洛中風俗列は、鳴り物とともに過ぎ去っていきました。

過ぎ去る室町洛中風俗列
肝心の風流踊りは、私が観覧していた場所では行われず。
約100メートル東に有料観覧席があり、風流踊りは、そこで披露されていました。
さすがに距離がありすぎて風流踊りを撮影することは不可能。
風流踊りは、有料観覧席以外でも行われますが、さすがにその側では見せてくれませんね。
もっと有料観覧席に近い場所に陣取った方が良かったです。
室町洛中風俗列が過ぎ去ったのは、午後2時頃。
時代祭の先頭が現れてからちょうど1時間が経過しました。
ここからは行列の後半。
続いて吉野時代の楠公上洛列がやってきます。