京都は12月に入ると一気に観光客が少なくなります。
紅葉は11月で終わりと思われているのがその理由。
でも、12月になってから紅葉が見ごろを迎えるところもあり、京都では12月中旬まで紅葉狩りを楽しめます。
特に左京区の下鴨神社は、京都市内で最も紅葉するのが遅く、名残の紅葉を見に行くのにおすすめ。
ただ1ヶ所だけ訪れるのは物足りない。
そこでバスツアー。
12月に南区の東寺、上京区の西陣興聖寺(こうしょうじ)も加えた紅葉バスツアーが用意されており、2026年最後の紅葉狩りに検討してはどうでしょうか。
ツアーの概要
12月の紅葉バスツアーは京阪バスで実施しています。
期間は、12月1日から13日までで、ツアー代金は、13,500円です。
旅程は以下のとおり。
- 10時20分に京都駅烏丸中央口の西にあるおこしバスのりばを出発。
- 東寺を約60分拝観
- 西陣の天喜までバスで移動し昼食
- 西陣興聖寺を約45分拝観
- バスで下鴨神社に移動し約65分の参拝
- 15時40分に京都駅に到着
なお、ツアー代金には、バス乗車代、拝観料、昼食代が含まれています。
東寺の見どころ
最初に訪れる東寺は、世界遺産に登録されているお寺で、五重塔が有名。
ツアーでも、五重塔を間近で見られますし、紅葉越しに眺めることもできます。

東寺の五重塔と紅葉
ただ、午前中に拝観するので写真撮影の難度は高めです。
境内の南東角に建つ五重塔は、午前中は逆光になりやすく、どうしても塔全体が暗く写ってしまいます。
肉眼で見る分には問題ないですけどね。
また、12月13日まで五重塔の初層の特別公開も行われています。
初層は、心柱を大日如来に見たてた曼荼羅の世界を再現しており、こちらもじっくりと見ておきたい。
五重塔の前から北向きに眺める瓢箪池の紅葉も見逃せません。
晴れていれば、ほとりの紅葉が水面に映り込み、赤さが2倍増し。

東寺の瓢箪池と紅葉
ほとんど人が写り込まないので、瓢箪池と紅葉だけの写真を撮ることができます。
池の前に立っての記念写真も、満足のいく仕上がりになりやすいです。
東寺は、境内全体に程よくカエデが植わっているので、諸堂を入れての紅葉の写真を撮りやすいのも魅力。

東寺の金堂と紅葉
日射しが入りやすく、真紅のモミジになりやすいのが東寺の紅葉の特徴でもあります。
ただ、12月5日を過ぎると散紅葉が目立ち始めるので、ツアーの最終日までは見ごろを保ってはいないでしょう。
西陣興聖寺の見どころ
東寺の拝観後は、西陣に移動し天喜で京料理と天ぷらの昼食。
ただし、12月7日は西陣魚新「京料理」に変更になります。
昼食後に参拝する西陣興聖寺は、茶人古田織部ゆかりのお寺。
堀川通に面する山門越しに美しい紅葉が見え、吸い込まれるように参道に足を踏み入れそうになりますが、普段は拝観謝絶。
ということもあり、私は、これまでに西陣興聖寺に入ったことがないので魅力を伝えられません。
ただ、外から覗いただけでも紅葉に見入ってしまったので、中はもっときれいなことでしょう。
なお、西陣興聖寺の紅葉については、以下のブログをご覧になってください。
下鴨神社の見どころ
下鴨神社も、東寺と同じく世界遺産に登録されています。
境内は、糺(ただす)の森と呼ばれる自然林の中。
その糺の森を突っ切るように北に向かって参道が延び、両脇には数えきれないほどのカエデが植わっています。
糺の森の紅葉の特徴は、森全体に日が入りにくく真っ赤なモミジになりにくいところ。

糺の森の紅葉
全体的にオレンジや赤茶色が目立ち、しみじみとした物悲しさを演出しています。
それでも、所々、日射しを浴びたカエデもあり、それらは真っ赤なモミジを見せてくれます。
休憩処のさるや付近に架かるあけ橋のたもとのカエデは、毎年良い色付きです。

糺の森のあけ橋と紅葉
楼門をくぐって社殿が建ち並ぶ敷地に入ると、カエデは少なくなります。
唯一、紅葉を見られるのは西側の鳥居付近。
ここは日当たりが良いため、糺の森より紅葉が早く、そして、鮮やかな赤色に染まります。

下鴨神社の紅葉
他に東の御手洗池(みたらしいけ)のほとりにも背の高いイチョウがありますが、12月はほとんどの葉を落としています。
そのため、ツアーでは黄葉した姿を見られないでしょう。
下鴨神社では、さるやで、ほうじ茶と葵の最中のセットも召し上がれます。
お店は、時代劇に出てきそうなたたずまい。
腰かけながら、のんびりと糺の森の紅葉や楼門を眺めてください。
ツアーの申し込み
12月の紅葉バスツアーは、旅プラスワンの以下のページで申し込みできます。
申し込みの前に注意しておきたいのが、東寺と下鴨神社の紅葉の見ごろ時期は重ならないということ。
先にも述べましたが、東寺の紅葉の見ごろは12月5日くらいまでです。
一方、下鴨神社は、例年12月5日だと糺の森がまだ紅葉し始めたところで、12月10日以降に見ごろを迎える年がほとんどです。
したがって、東寺か下鴨神社か、どちらの紅葉を見ごろ時期に観賞したいかを決めてから、ツアーに申し込みましょう。
仮に電車を使って3ヶ所を廻る場合は以下のようになります。
- 京都駅から近鉄電車で東寺駅に行き、約5分歩いて東寺へ
- 東寺の拝観後は、東寺駅から近鉄電車で京都駅まで戻り、地下鉄に乗り換え
- 鞍馬口駅で下車し、西に約10分歩いて西陣興聖寺へ
- 鞍馬口駅に戻り地下鉄で今出川駅まで行き、東に約15分歩いて下鴨神社へ
- 帰りは下鴨神社から南東に約5分歩いて出町柳駅へ
- 京阪電車に乗車し、東福寺駅でJRに乗り換え京都駅へ
京都の地理や交通に詳しいか乗り鉄の方じゃなければ、スムーズに移動するのは難しいですね。
また、東寺は1,200円、西陣興聖寺は1,000円の拝観料が必要になります。
これらを考慮すると、バス乗車代、拝観料、昼食代込みで13,500円のツアーは、価格に見合ったサービスと言えそうです。
東寺、西陣興聖寺、下鴨神社は、離れた場所にあるので、通常、この3ヶ所に1日で紅葉狩りに行こうとは考えません。
そういった意味でも、ツアーを利用する価値は十分にあると思います。