哲学の道に花筏と散りゆく桜を見に行った・2026年

4月上旬に京都市左京区の竹中稲荷社に桜を見に行った後、北東に約15分歩き、哲学の道を訪れました。

哲学の道は、南は若王子橋(にゃくおうじばし)から北は銀閣寺橋まで、疏水分線の脇に設けられた約2kmの散歩道。

疏水分線沿いには、多くの桜が植わっており、4月上旬にかけて見ごろを迎えます。

例年だと、まだ桜が満開なのですが、今年の京都は開花が早く、すでに見ごろを過ぎようとしています。

もうちょっと早くに訪れた方が桜がきれいだったのですが、あえてこの時期を選んだのは、花筏(はないかだ)を見たかったから。

約50メートルの花筏

市バス停「銀閣寺道」で下車すると、白川通今出川の交差点がすぐ近く。

この辺りは、哲学の道の北の端。

今出川通の歩道を東に歩いて行けば、銀閣寺橋に到着します。

今出川通沿いの桜は、まだ見ごろを保っていましたが、花数は徐々に少なくなり3割から4割くらいは散ったかなという印象。

桜並木に混ざって、柳のように垂れた枝に黄色い花を咲かせた木。

白川通今出川の桜

白川通今出川の桜

桜の季節は、菜の花など、黄色い花もよく目にし、街が一段明るく感じられます。

白川通今出川の交差点を東に渡ると、疏水分線の水面に小さな花筏。

小さい花筏

小さい花筏

筏と呼ぶにちょうど良い大きさですが、先に行けばもっと大きな花筏が見られます。

この程度の花筏だと、遠目で見たら泡立った排水と誤解しそう。

交差点から東に少し歩くと、交番があり、その裏を流れる疏水分線上に長いピンク色の花筏ができあがっていました。

ピンク色の花筏

ピンク色の花筏

この辺りに疏水分線の上に棒が設置されて、花びらが先に流れないようになっています。

花筏を作るのが目的なのか、花びらを疏水に流さないようにするのが目的なのかわかりませんが、とにかく、この棒のおかげで花筏が見られるのはありがたい。

その長さは50メートルといったところ。

疏水分線沿いの桜並木には、まだ半分くらい花が残っていたので、花筏は、これからもっと長くなるに違いない。

北側の散歩道から花筏を見る人が多いので、南側の散歩道へ。

しかし、こちらは桜の木が邪魔して、花筏が見にくい。

だから、皆さん、北側を歩いていたんですね。

疏水分線の南側から見た花筏

疏水分線の南側から見た花筏

ということで、いったん交番の近くに戻ります。

橋の上から眺める花筏

橋の上から眺める花筏

それにしても、水面にできた花筏が友禅流しのようで、ピンク色や白色が程よく混ざった色合いが着物を連想させる。

花筏の先の方はピンク色の花びらが多かったのですが、上流に向かうと、次第に白色の花びらが目立ち始めます。

桜並木と花筏

桜並木と花筏

哲学の道沿いには、陽光桜、ソメイヨシノ、オオシマザクラなどの桜が植わっています。

その中では、ピンク色の花を咲かせる陽光桜が早く開花し、オオシマザクラ、ソメイヨシノがその後に続きます。

花筏の先頭にピンク色の花びらが多いのは、陽光桜が先に散るからか。

ただ、陽光桜は、哲学の道にそれほど多くないので、他の紅色の花を咲かせる早咲きの桜も混ざっているのかも。

まだ見ごろをぎりぎり保つソメイヨシノの並木とともに見る花筏は、視界の上下を薄紅色に輝かせ、花見を2倍楽しませてくれますな。

欲を言えば、この辺りは、遅咲きの八重桜が植わっていた方がありがたい。

満開の桜と花筏を同時に見られますからね。

交番を過ぎ、東に歩いていくと、途中で南に曲がり始めます。

向きが変わる辺りでも、20メートルほどの花筏ができており、こちらは白色が優勢でした。

民家と花筏

民家と花筏

散りゆく桜

このまま哲学の道を南下しましょう。

開花が早かったと思われるソメイヨシノは、半分以上の花を散らし、そろそろ見ごろが終了するところ。

見ごろの終わりが近いソメイヨシノ

見ごろの終わりが近いソメイヨシノ

オオシマザクラも、花数が少なめ。

大島桜

大島桜

すでに京都の桜は、どこも見ごろ過ぎとなっていますが、哲学の道も、そろそろ桜の終わりが近い。

それを知ってか、国内の旅行者や観光客は少なめ。

哲学の道を歩いているのは、半分以上が海外からの旅行者。

きっと、桜が満開の時期を狙って京都旅行を計画したのでしょう。

例年だと、絶好の時期だったんですけどね。

でも、そのおかげで花筏を見られたのなら、きっと良い思い出になるはず。

哲学の道の中ほどでは、外国人の方がバイオリンを演奏し、桜並木の間をすり抜けるように優雅な音色が響いていました。

京都大学に留学している方なのか、旅行で訪れた音楽家の方なのか。

とちることなく演奏していたので、初心者ではない。

雰囲気の良い喫茶店で流れていそうな心地良い演奏でしたよ。

若王子橋に到着。

若王子橋から見る桜

若王子橋から見る桜

ここで、哲学の道は終了。

花筏の辺りは人が非常に多かったですが、若王子橋付近までやって来ると、歩いている人がまばらに。

南向きに歩くと逆光で眩しく、途中から、あまり桜を見ていませんが、若王子橋まで来て振り返ったら、もうほとんどの桜が見ごろを終えていました。

京都市内も、散りゆく桜と同じように旅行者の姿が減り始める季節に向かっています。

哲学の道に花筏を見に行く場合、京都市内のソメイヨシノが見ごろ過ぎになる時期を狙うと良いでしょう。

今年は、ソメイヨシノの開花が早く4月上旬に花筏を見られましたが、例年だと4月10日以降になります。

桜が舞う時期に京都を観光するなら、哲学の道も訪れたいですね。

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