3月上旬に京都府八幡市に八幡まちかどひなまつりを見に行った際、飛行神社に参拝しました。
飛行神社も、八幡まちかどひなまつりの会場で、スタンプラリーと合言葉さがしの景品交換場所となっています。
特徴的な社殿
飛行神社には、京阪電車の石清水八幡宮駅から南東に約5分歩くと到着します。
民家が建ち並ぶ道路沿いにあるのですが、一見すると、個人宅のように見え、素通りしそうになります。

飛行神社
壁に飛行神社であることが記されており、敷地内に銀色の鳥居も立っているので、ゆっくり歩けば見落とすことはないでしょう。
境内に入ると、階段の下にぴかぴかに光る手水鉢が置かれ、その中に溢れんばかりにおもちゃのような飛行機が浮かべられています。

手水鉢の飛行機
これは、参拝者が奉納したもの。
花手水ならぬ飛行機手水ですな。
階段を上がると、パルテノン神殿を彷彿とさせる社殿。

社殿
屋根を支える柱が太く、とても頑丈そう。
本物のパルテノン神殿に見られる柱の下の方を太くするエンタシスではなく、上から下まで直径が同じように見えます。
屋根の下には、ステンドグラスのような青色の装飾があり、中央に飛行機のようなものが描かれていますね。

社殿の装飾
日本の神社というより、西洋の教会のような外観。
でも、社殿の奥には、日本の神社でよく目にする形の本殿が建っていますよ。

本殿
それでは、お参りしましょう。
当社は、明治24年(1891年)4月29日にゴム動力プロペラ式飛行器の飛翔実験に成功した二宮忠八が、後進の航空殉難者の尊霊を慰めるべく崇め祀った神社。
彼は、晩年、自ら神職につき、朝夕航空安全祈願の奉仕をしたという。
昭和30年(1955年)に次男顕次郎が、再興に当たり、「空は一つなり」の信条のもと、あまねく全世界の航空先覚者ならびに遭難者の霊を迎え祀ったそうです。
平成元年(1989年)に二宮忠八の飛行原理発見百周年記念に際し、本殿、拝殿、資料館、集会所に全面改築しています。
先ほどのパルテノン神殿のような社殿は拝殿なんですね。
境内の景色
本殿の西側に白巳(はくみ)の碑が置かれています。

白巳の碑
二宮忠八が住んでいた頃、この地に白蛇がおり、平成元年の本社第三殿内に抜け殻を残したとのこと。
白蛇は、食を司る神さまとされ、家運、金運の上昇の神さまとしても崇められています。
白巳の碑は、第207、208世東大寺別当清水公照氏によって書かれた白蛇の御影だそう。
ヘビの左には「雲山葉化」の文字が刻まれ、雲山が葉の茂山に化ける様に栄えますようにとの意。
拝殿の前のサザンカは、多くの花を散らし、残っている花も汚れが目立ち始めていました。

サザンカ
そろそろサザンカは終わりの季節。
それは、春の到来を意味します。
白地に青色で「飛行神社」と染め抜かれたのぼりは、清々しい青空を連想させ、当社にぴったりの意匠。

のぼり
入り口付近には、ジェット機エンジンが展示されているので、こちらもしっかり見ておきたい。

ジェット機エンジン
このジェット機エンジンは、F-104J(栄光)のもの。
説明書によると、航空自衛隊の主力戦闘機として採用され、昭和41年末までに約180機を取得、千歳など4基地に7スコードロン(飛行中隊)を編成して本土防空の第一線任務に当たっていたそうです。
エンジンの直径は973mm、全長は5,283mm、重量1,615kg。
飛行機を飛ばすには、これだけ大きなエンジンが必要になるんですね。
エンジンの北側にある授与所には雛人形がいっぱい。

雛人形
天井から折り鶴なども吊るされ、雛祭りの賑やかな雰囲気を感じられましたよ。
八幡市に観光で訪れた際は、ぜひ、飛行神社にも参拝してください。
なお、飛行神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。