2月下旬に京都市伏見区の与杼神社に参拝した後、淀水路を訪れました。
淀水路の脇には、多くの河津桜が植えられており、毎年2月中旬から下旬に開花し、3月10日頃に見ごろを迎えます。
今年も、淀水路の河津桜が咲き始める季節となったので、開花状況を見に行ってきました。
正月桜だけ3分咲き
淀水路には、京阪電車の淀駅から南に約5分歩くと到着します。
淀水路の西の端にやって来ました。

淀水路
水路沿いの河津桜は、まだ枝だけの木が目立ちますね。
河津桜の枝先を確認すると、つぼみが膨らんできていました。

河津桜のつぼみ
でも、まだ開花している河津桜はなかったです。
水路沿いの遊歩道を東に歩いていきます。
1本だけ、毎年、開花が早い河津桜があるのですが、今年はその河津桜もつぼみが膨らんできているだけでした。
今年の京都は、2月に寒波が襲来したので、その影響で河津桜の開花が遅れているのかもしれません。
水路沿いのスイセンも、まだ開花したばかりですね。

スイセン
例年なら、白色の花をたくさん咲かせているのですが。
パンジーは、黄色や紫色など、様々な色の花を咲かせていましたよ。

パンジー
パンジーの花期は3月から5月が一般的ですが、淀水路では、2月に咲いているのをよく見ます。
水路脇に建つ木津釈迦堂。

木津釈迦堂
中には、石仏が祀られていますが、どのような由来があるのかはわかりません。
木津釈迦堂から少し東に歩き、北に曲がるとトイレがあります。

トイレ
そして、トイレから少し北に進んだところにも河津桜が2本植えられており、3分咲きになっていました。
この河津桜は正月桜と呼ばれています。

正月桜
近くの説明書によると、この2本の河津桜は、淀の地植付け一番のりだそうです。
淀水路沿いの河津桜と同じ因子を持つ兄弟桜です。
河津桜は、オオシマザクラとカンヒザクラの自然交配種であり、正月桜は早咲きのカンヒザクラの遺伝因子を強く引き継いだため、水路沿いの河津桜より早く咲き、そして、花の色合いも少し濃いという特性を持っているとのこと。
正月桜を見上げます。

見上げる正月桜
確かに赤色が、一般的な河津桜より濃く見えますね。
正月桜の近くにはサザンカも植えられており、こちらは満開でした。

サザンカ
これだけたくさんの花を咲かせていると、サザンカも華やかですね。
水路沿いをさらに東に歩きます。
そして、道路を横切り、淀水路の東側の一帯を見下ろしました。

見下ろす淀水路
淀水路の河津桜は、東に行くほど開花が遅くなります。
西側の河津桜が開花前でしたから、東側の河津桜も全く咲いていませんでした。
淀水路の河津桜は、2月末か3月初旬に開花すると思います。
見ごろを迎えるのは、3月15日以降になりそうですね。