7月上旬。
京都市下京区の東本願寺に参拝しました。
東本願寺は、周囲に濠がめぐらされており、夏になると南側の濠で淀姫と呼ばれるハスの花が咲きます。
5年前にこの濠で双頭蓮を見たことがあるので、この時期に東本願寺を訪れると、また双頭蓮を見られるのではないかと期待してしまいます。
咲き始めのハス
東本願寺は、京都駅から北に3分ほど歩いたあたりに建っています。
南側の濠にやってきました。
もう、たくさんの花が咲いているかと思ったのですが、まだほとんど咲いていませんでした。
それでも、咲いている花は、真っ白な花びらを全開にし、美しい姿を見せてくれました。
淀姫は、比較的大きな花を咲かせますから、遠くからでも目立ちます。
こちらは、まだ開いたばかりのようですが、これくらいの方が形がきれいに見えますね。
葉の下に隠れている花。
この日は、咲いている花が3つだけと、少々寂しかったです。
つぼみは、いくつかあったので、これからもっと多くの花が咲くと思います。
ただ、つぼみの数が、やや少ないように感じました。
梅雨の境内
ハスを見た後は、阿弥陀堂門をくぐって境内に入ります。
阿弥陀堂門の正面に建つのは阿弥陀堂、そして、その右側に建つのは御影堂(ごえいどう)です。
今回は、阿弥陀堂にお参りをしましょう。
東本願寺は、京都駅からとても近い場所にありますが、東西200メートル、南北400メートルもの広大な敷地を有しています。
阿弥陀堂は、幅52メートル、奥行47メートル、高さ29メートルもある大きな建物です。
それよりも大きなのが御影堂で、幅76メートル、奥行58メートル、高さ38メートルあり、世界最大の木造建築です。
阿弥陀堂の南側には、芝生があります。
以前は、この辺りは砂だったのですが、芝生になったことで、阿弥陀堂の見栄えが変わりましたね。
芝生の上には、桜も植えられていましたよ。
境内から南に目をやると、京都タワーが見えます。
いつもながら、古風な建物と一緒に京都タワーを見ると、不思議な感覚になります。
梅雨ということで、空はどんより曇り、今にも雨が落ちてきそうです。
手水屋の龍の口からは、水が流れていますが、手水鉢からは柄杓が撤去されていました。
お寺や神社に柄杓が置かれるようになるには、もうしばらく時間がかかりそうです。
帰りは、御影堂門から外に出ます。
御影堂門の前は、烏丸通ですが、その中央には、大きな蓮華の噴水があります。
この噴水越しに見る御影堂門も、東本願寺の定番の景色ですね。
晴れた日は、水面に御影堂門が映った写真を撮影できますよ。
東本願寺のハスは、毎年7月いっぱいはきれいに咲いています。
7月中旬に東本願寺に参拝すると、たくさんのハスが咲いているのではないでしょうか。
この後は、西本願寺にハスを見に行きます
なお、東本願寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。