11月中旬に嵐山に紅葉を見に行きました。
嵐山には、紅葉が美しい寺院がたくさんあり、門前を通りかかると、どこにでも入りたくなります。
ただ、多くの寺院では拝観料が必要となるため、手当たり次第に拝観すると結構な金額になります。
また、時間もかかりますから、拝観は3ヶ所程度にすると余裕をもって紅葉を見ることができます。
嵐山の紅葉は、寺院だけでなく、お店や民家でも見られ、どこもきれいです。
ただ歩いているだけでも、気持ち良い紅葉狩りができますね。
今回は、嵐山を歩きながら見た紅葉を紹介します。
渡月橋近くの紅葉
阪急電車の嵐山駅を出て、北に歩きます。
途中、桂川から分かれた川に架かる橋を渡り、その途中で川のほとりの紅葉を眺めます。
この橋を渡っていると、嵐山にやってきたなと実感しますね。
もう紅葉は見ごろを迎えていました。
橋を渡ると嵐山公園に出ます。
この日は晴天だったので、嵐山公園を歩いているだけで気持ち良く感じました。
奥には紅葉した嵐山が見え、その下には渡月橋が架かります。
渡月橋を南から北に渡ります。
橋を渡りながら眺める嵐山と桂川(大堰川)の流れもきれいですよ。
渡月橋の北側にやってきました。
ここから西に向かって歩きます。
歩道脇には、多くのカエデが植えられており、葉が赤く色づいていました。
嵐山と一緒に見ると、より紅葉がきれいに見えますよ。
西に向かって歩いていくと、見ごろ前の紅葉と見ごろの紅葉が並んでいました。
同じような場所にあるのに色づきが異なるのが不思議です。
旧小林家住宅の紅葉
嵯峨嵐山文華館が見えてきたら、北に曲がります。
ここは、かつては時雨殿でしたが、2018年11月に嵯峨嵐山文華館にリニューアルしています。
嵯峨嵐山文華館の近くの紅葉が真っ赤でした。
見ごろが最盛期を迎えていますね。
嵯峨嵐山文華館の北にある宝厳院で紅葉を観賞します。
宝厳院の前にある細い道を東に歩きます。
この辺りは、昔ながらの風景が残っていますね。
こちらは、旧小林家住宅です。
門前の説明書によると、この主屋は、京都府船井郡園部町宍人(ししうど)にあったのを昭和54年(1979年)から同57年にかけて移築復元したものだそうです。
所有者であった小林家は宍人村の庄屋を勤めており、この主屋は文化6年(1809年)に建立したものです。
屋根は入母屋造茅葺で妻入とし、その内部は片側に土間を寄せ、他方に2列3室づつの6室を並べた、いわゆる摂丹型に属する民家で、丹波南部地域の江戸時代後期農家の一典型を示しているとのこと。
のれんには、「パンとヱスプレッソと嵐山庭園」と書かれています。
中は、カフェとなっており、たくさんの旅行者や観光客の方が、庭園で休憩していましたよ。
近くのカエデが真っ赤に色づき、茅葺屋根と一緒に見ると、懐かしい秋の風景を楽しめました。
小倉池の紅葉
旧小林家住宅を過ぎて、京福電車の嵐山駅近くにやってきました。
この界隈は非常に混雑しています。
近くに天龍寺があることも混雑の理由ですね。
それでは、天龍寺を拝観します。
天龍寺の紅葉を満喫した後は、北門から外に出て竹林の小径を歩きます。
竹林の写真を撮ろうと思っていたのですが、忘れてしまいました。
大河内山荘の前を通り、トロッコ列車の嵐山駅を過ぎると小倉池があります。
小倉池のほとりでも、数本のカエデが紅葉していました。
小倉池の近くの道を北に歩きます。
道の両脇には、お店や民家がぽつぽつと建っています。
そして、それらの敷地にもカエデが植えられており、ちょっとしたモミジのトンネルができていました。
行き止まりまでやって来ると、常寂光寺の山門が建っています。
常寂光寺の紅葉もきれいですから、見に行きましょう。
常寂光寺の拝観を終え、阪急嵐山駅に戻ります。
まだ、近くに二尊院や祇王寺といった紅葉の名所があるのですが、日が西に傾き始めていたので、拝観は諦めることにしました。
再び、嵐山公園にやって来ると、西日を受けた紅葉が真っ赤に輝いていましたよ。
阪急嵐山駅の紅葉も真っ赤でしたよ。
この日は、嵐山の紅葉を十分に楽しめた1日でした。
嵐山は、毎年11月末まで紅葉の見ごろが続きます。
今年の嵐山は、全体的に紅葉がきれいな印象です。
京都に紅葉狩りに行こうと、お考えの方は、ぜひ嵐山に足を運んでください。