京都市北区の紅葉の名所鷹峯には、拝観料が必要なお寺が3つあります。
さすがに拝観料が必要というだけあって、紅葉も見事なものです。
多くの観光客の方が、拝観料が必要なお寺だけを観て帰ってしまうのですが、それだと非常にもったいないです。
なぜなら、無料で訪れることができるお寺でも、紅葉を楽しむことができるからです。
そこで、今回の記事では、無料で楽しめる鷹峯の紅葉の名所をいくつか紹介したいと思います。
御土居跡
まず最初に紹介するのは、市バス停鷹峯源光庵前から南に5分ほど歩いた場所にある御土居跡です。
御土居は、安土桃山時代に豊臣秀吉が京都に造った城壁で、江戸時代に取り壊されましたが、現在も部分的に残っています。
鷹峯の御土居跡からは、鷹峯三山を眺めることができます。
御土居跡近くに生えているカエデの赤色と背後にそびえる雄大な鷹峯三山の景色が見事です。
午後になると逆光になって眩しいので、鷹峯に到着したら、まずこの景色を眺めるのがおすすめです。
圓成寺
次に紹介するのは、光悦寺の正面に建つ圓成寺(えんじょうじ)です。
圓成寺の参道は、カエデが多く、秋になるといい色に紅葉します。
門の外から見える真っ赤なカエデも見事です。
境内の写真も撮りたかったのですが、残念ながら写真撮影は禁止です。
境内は、参道以上に紅葉がきれいで、拝観料を納めてもいいくらいです。
長坂道
圓成寺を西に進み、ホテル然林房を越えると急な坂道が見えてきます。
この坂道を下っていくと、途中で長坂道と書かれた道が左側に現れます。
長坂道には、人の背よりも低いカエデが何本も植えられていました。
小さくても、しっかりと紅葉しています。
どれくらいの年月になるかわかりませんが、大きくなれば紅葉の傘が続く道になりそうですね。
讃州寺
急な坂道を下り終えた右手に讃州寺というお寺が建っています。
この讃州寺の駐車場にも立派なカエデが2本あります。
後で紹介する吟松寺で落ち葉を掃除されていたご婦人が、讃州寺のカエデがこの辺りでは、一番きれいだと教えてくれました。
確かに鮮やかな赤色で、ボリュームもありますね。
吟松寺
最後に紹介するのは吟松寺です。
讃州寺から南に3分ほど歩くと到着します。
訪れたのは11月25日だったのですが、お寺のご婦人の話によると、1週間早く来れば見頃だったとのこと。
下の写真は、ご婦人おすすめの本堂付近から撮影したものです。
かなりモミジが散った後だったのですが、それでも境内は、赤色が目立ちます。
背後の鷹峯とも調和していますね。
吟松寺に訪れた時は、参拝者は誰もいなかったので、もしかしたら、あまり人に知られていない紅葉の名所なのかもしれません。
以上が、鷹峯の無料で楽しめる紅葉の名所です。
無料のところだけでは、やはり少し物足りなく感じますので、拝観料が必要なところにも訪れた方がいいですね。
なお、鷹峯の拝観料が必要な紅葉の名所については、以下の過去記事で紹介していますので、参考にしてみてください。