文子天満宮で咲き始めた梅・2022年

2月下旬に智積院に梅を見に行った後、七条通を西に約15分歩き、京都市下京区の文子天満宮(あやこてんまんぐう)に参拝しました。

文子天満宮は、菅原道真を最初に祀った神社と伝えられています。

菅原道真を祀る神社には、梅が植えられていることが多く、文子天満宮でもこの時期は花を咲かせた梅を見ることができます。

鳥居付近の梅が開花

文子天満宮は、京都駅から北東に約7分歩いたあたりに建っています。

その鳥居の前に到着。

鳥居

鳥居

鳥居の近くに植えられている白梅が、ちらほらと咲き始めていました。

白梅

白梅

もっと咲いているかと思ったのですが、まだ咲き始めの状態。

白梅のアップ

白梅のアップ

今年の京都は、梅の開花がやや遅いですね。

鳥居の足元には、背が低い紅梅も植えられています。

背が低い紅梅

背が低い紅梅

こちらも、咲き始めでしたが、白梅よりは咲き進んでいます。

枝垂れ梅はまったく花が咲いていません。

枝垂れ梅

枝垂れ梅

枝垂れ梅は遅めに咲くものが多いです。

文子天満宮の枝垂れ梅も、遅咲きのようですね。

境内の様子

鳥居をくぐって境内に入ります。

狭い境内の奥に本殿が建っているので、お参りをしましょう。

本殿

本殿

学問の神さまですから、学業成就や合格を祈願すると良いですね。

文子天満宮は、菅原道真の乳母であった多治比文子(たじひのあやこ)に「われを右近の馬場に祀れ」との道真の託宣(おつげ)があったことから創建されました。

しかし、文子は貧しかったので、社殿を建立することができず、小さな祠を建て、道真を祀りました。

これが天神信仰の発祥で、文子天満宮は上京区の北野天満宮の前身と伝えられています。

本殿の近くには多治比文子の像がありますよ。

多治比文子

多治比文子

境内に祀られている白龍稲荷大明神。

白瀧稲荷大明神

白瀧稲荷大明神

商売繁盛のご利益を授けてくれます。

白瀧稲荷大明神の近くには、相生のご神木があります。

相生のご神木

相生のご神木

このご神木はオガタマノキで、足元を見ると2本の木が1本につながっています。

良い縁成就や夫婦円満のご利益があると言われていますよ。

境内の南側には、文子託宣図がたくさん並んでいます。

文子託宣図

文子託宣図

菅原道真の生涯、天神信仰の成立と展開を描いた天神縁起絵巻には、多治比文子が描かれています。

各地の天満宮には、様々な天神縁起絵巻が伝わっていますが、その中には必ず文子託宣図が含まれています。

ここに並んでいる文子託宣図は、各地の天満宮に伝わっているものです。

文子天満宮にお参りをすると、様々な文子託宣図を見ることができますよ。

そろそろ文子天満宮から出ることに。

梅はまだ咲き始めたばかりでしたが、3月3日頃から見ごろに入って来るのではないでしょうか。

枝垂れ梅は、3月10日頃にきれいになっていそうです。

この後は、興正寺に梅を見に行きます。

なお、文子天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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