勝林寺の梅雨の風景・2021年

6月中旬。

京都市東山区の新熊野神社(いまくまのじんじゃ)に参拝した後、南に10分ほど歩いて勝林寺にも参拝しました。

勝林寺は、東福寺の塔頭(たっちゅう)で、近年は季節の花を添えた花手水が人気になっています。

御朱印をいただきに参拝される方も多いお寺ですね。

アジサイやユリがきれいな花手水

勝林寺の最寄り駅は、JR、京阪電車ともに東福寺駅です。

駅からは、東に10分ほど歩くと、勝林寺の入り口の前に到着します。

住宅に囲まれた一角にあるので、初めて訪れる方は、わかりづらいかもしれません。

今回は、東側の入り口から境内に入ることに。

入り口

入り口

山門をくぐって石畳を西に向かって歩くと手水屋が現れます。

花手水

花手水

手水鉢には、アジサイ、ユリ、ヒマワリなど、様々な花であふれていました。

この花手水を見ていると、季節が梅雨から夏へと移りつつあるのがわかりますね。

少林寺の境内には、多くのカエデが植えられています。

境内

境内

カエデの葉は、上の方が赤く焼けたようになっています。

夏になると、上だけ赤くなったカエデをよく見かけます。

今年の京都は5月中旬に梅雨入りしましたが、雨が降る日が少ないように感じます。

本堂の前の吉祥紅葉は、梅雨らしく、青葉の緑色がきれいです。

吉祥紅葉

吉祥紅葉

それでは、本堂にお参りをしましょう。

本堂に祀られているのは、仏法と北方を守護する毘沙門天で、「東福寺の毘沙門天」と呼ばれています。

現在は、東福寺一山の鎮守となっているそうですよ。

地面にはコケがびっしり生えています。

苔と石

苔と石

コケの上に置かれた石には、たくさんのお賽銭がありますね。

勝林寺では、夏になるとハスの花も咲きます。

ハス

ハス

私が勝林寺を訪れた日は、ハスのつぼみが1つだけありました。

7月に入ると、本堂の前で、たくさんのハスの花が咲くことでしょう。

ハスの葉とカエデの葉。

ハスの葉とカエデの葉

ハスの葉とカエデの葉

梅雨らしさを感じられる景色です。

足元の蹲踞(つくばい)にも葉が見えます。

蹲踞

蹲踞

縁にびっしりと生えたコケにも風情を感じます。

見上げると真っ白な雲と緑色のカエデの葉。

本堂と新緑と青空

本堂と新緑と青空

もう梅雨が終わって夏が来たかのような景色であります。

この日の勝林寺は、数人の参拝者がいらっしゃいました。

花手水が特に人気で、順番待ちで写真撮影をしていました。

帰りは、南側の石段を下りることに。

毘沙門天ののぼり

毘沙門天ののぼり

石段わきには、たくさんの毘沙門天ののぼりが立っていましたよ。

この後は、東福寺に参拝します。

なお、勝林寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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