晩夏の大豊神社の風景・2020年

8月下旬に京都市左京区の法然院に参拝した後、哲学の道を南下し、大豊神社にやってきました。

大豊神社は、境内の大国社に狛ネズミがいることから、子年の今年は、初詣に参拝する人が多かったです。

今年も3分の2が過ぎようとしていますが、大豊神社に参拝していない方は、今年中にぜひ訪れてほしいですね。

夏の花が咲く参道

大豊神社には、市バス停「宮ノ前町」で下車して、東に3分ほど歩くと到着します。

哲学の道を歩いて大豊神社までやってきましたが、哲学の道はほとんど無人でした。

おそらく、大豊神社の境内にも人がいないでしょうね。

参道の入り口では、夏らしくムクゲが淡いピンク色の花を咲かせていました。

ムクゲ

ムクゲ

石畳の細い参道の両脇には、椿が多く植えられていますが、夏なので花は咲いていません。

参道

参道

大豊神社が鎮座する椿ヶ峰のふもとは、その名のとおり椿が多く、大豊神社でも3月頃にきれいに咲いた椿を見ることができます。

参道を進んでいくと、足元でキンオグルマソウが咲いていました。

キンオグルマソウ

キンオグルマソウ

小さなヒマワリのような姿をしていますね。

鳥居の近くの灯籠には、神社でよく見かける動物の置物がたくさん並んでいます。

小さな置物

小さな置物

本殿に参拝

鳥居をくぐって境内へ。

中央に見える建物は拝殿です。

境内

境内

奥に見えるのは椿ヶ峰。

大豊神社の境内は、周囲を山に囲まれています。

拝殿の奥の石段を上ると本殿が建っているので、お参りをしましょう。

本殿

本殿

祭神として祀られているのは、少彦名命(すくなひこなのみこと)、応神天皇、菅原道真です。

創建は、仁和3年(887年)ということですから、千年以上の歴史ある古社であります。

かつては、椿ヶ峰の山中に建っていたのですが、寛仁年間(1017-1021年)に現在地に移転しています。

応仁の乱(1467年)で社殿が焼失したものの、のちに本殿、拝殿、絵馬堂などが再建されました。

昔から、鹿ヶ谷の産土神(うぶすながみ)、氏神として崇敬され、今でも子年には多くの参拝者が訪れます。

本殿の南にいくつか末社が建っています。

その中の大国社の前に狛ネズミがいますよ。

大国社

大国社

いつ見ても、愛嬌のある顔をしています。

大国社は、縁結び、学業、子授け安産にご利益があります。

大国社の隣に建つのは稲荷社です。

稲荷社

稲荷社

商売繁盛をお願いしておきましょう。

私が大豊神社にいる間、2人の参拝者がいました。

無人だと思っていましたが、やはり、子年なので暑くてもお参りに来る人がいるみたいです。

絵馬堂の中で少し休憩しましょう。

絵馬堂

絵馬堂

この日は、とても暑かったので、汗をよくかきました。

のども乾き、持ってきたお茶が、ほとんどなくなるほど飲んでしまいました。

休憩をして疲れが取れたので、そろそろ大豊神社から出ることに。

鳥居の近くでは、ノシランが白色の花を咲かせていましたよ。

ノシラン

ノシラン

この後は、熊野若王子神社(くまのにゃくおうじじんじゃ)に参拝します。

なお、大豊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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