梅雨入り前に拝観した平安神宮の南神苑・2019年

6月中旬。

京都市左京区に建つ平安神宮に参拝しました。

平安神宮では、毎年6月の第1金曜日に神苑の無料公開が実施されます。

私も、無料公開を見に行く予定にしていたのですが、当日は大雨だったので見に行くのは諦めました。

でも、6月中に平安神宮の神苑を見ておきたいと思い、日をあらためて拝観することにしました。

平安の苑で咲く花

平安神宮は、地下鉄東山駅から北に10分ほど歩くと到着します。

應天門をくぐり、境内に入ります。

6月の平安神宮は人が少ないですね。

平安神宮に限らず、6月の京都は、どこも旅行者や観光客の方が少ないので、混雑することなく散策できます。

境内

境内

それでは、大極殿に上がり、本殿にお参りです。

本殿にお参りを済ませた後は、境内の西側から神苑に入ります。

神苑の拝観料は600円です。

南神苑

南神苑

神苑を入ってすぐに見るのは、南神苑です。

平安神宮の神苑は、南神苑、西神苑、中神苑、東神苑があり、時計回りに順に進んでいきます。

南神苑は、春の八重紅枝垂れ桜が美しいです。

さすがに6月は桜は咲いていませんけどね。

でも、足元ではナデシコが、可憐な薄紫色の花を咲かせていましたよ。

ナデシコ

ナデシコ

南神苑は、平安神宮の創建以来、八重紅枝垂れ桜の名所として親しまれてきましたが、昭和44年(1969年)に祭神の孝明天皇百年祭の記念事業として、平安時代の特色である野筋(道筋)と遣水(やりみず)が設けられました。

そして、昭和56年には、往時の代表的な文学書である竹取物語、伊勢物語、古今和歌集、枕草子、源氏物語に登場する草木を約180種類植えました。

王朝文化を偲ばせる庭ということで、南神苑は「平安の苑」と呼ばれるようになりました。

神苑の無料公開の日は、人が多いのですが、私が訪れた日は、とても人が少なく、のんびりと散策できました。

おかげで、東屋で休憩もできましたよ。

東屋

東屋

池の水面は、抹茶のような緑色となっていました。

池

水際では、ハナショウブが咲いていますね。

ハナショウブ

ハナショウブ

こちらは、ホタルブクロです。

ホタルブクロ

ホタルブクロ

釣鐘型のピンク色の花がまとめて咲いています。

指を近づけると、噛みつかれそうな感じです。

6月なので、ガクアジサイも咲いていましたよ。

ガクアジサイ

ガクアジサイ

アジサイは、梅雨を代表する花ですが、まだ近畿地方は梅雨入りしていません。

遊歩道わきでは、萩が小さな花を咲かせていました。

萩

萩と言えば、9月に咲く花という印象が強いのですが、早いものだと6月から咲き始めます。

サツキは、そろそろ終わりが近づいていますね。

サツキ

サツキ

まだ、きれいに咲いている花もありましたが、多くの花がしおれて元気がなくなっていました。

南神苑から空を見上げると、梅雨によく見る雲が浮かんでいました。

南神苑から見上げる空

南神苑から見上げる空

もうそろそろ、京都も梅雨入りしそうです。

この後は、西神苑にハナショウブを見に行きます。

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