長徳寺の見ごろに入ったオカメ桜・2019年

3月中旬。

京都市左京区に建つ長徳寺を訪れました。

長徳寺は、境内に入れないのですが、毎年、この時期になると山門前でオカメ桜が見ごろを迎えます。

まだ、肌寒い時期で、お花見を意識する人が少ないため、この時期にオカメ桜が咲く長徳寺は、桜の穴場と言えるでしょう。

見ごろを迎えたオカメ桜

長徳寺は、京阪電車の出町柳駅を出てすぐの場所に建っています。

長徳寺の塀際では、すでにオカメ桜が、紅色の花をたくさん咲かせていました。

塀際のオカメ桜

塀際のオカメ桜

以前よりも、花数が少なく感じます。

山門前のオカメ桜

山門前のオカメ桜

折れている枝が多いことが、その理由ですね。

オカメ桜と庫裡

オカメ桜と庫裡

昨年9月の台風21号の影響が、長徳寺のオカメ桜にも出たようです。

庫裡(くり)の屋根にもブルーシートが敷かれており、まだ台風の被害から回復できていないみたいですね。

以前と比較すると、オカメ桜のボリューム感が半減した感じです。

見ごろのオカメ桜

見ごろのオカメ桜

でも、枝先をよく見ると、まだつぼみが多く残っていましたから、これから満開を迎えるはずです。

オカメ桜のアップ

オカメ桜のアップ

オカメ桜は、花弁は小さいですが花数が非常に多いので、満開になると他の桜よりも華やかになります。

花の色も濃いので、満開になった時の存在感は、ソメイヨシノ以上ですね。

長徳寺のオカメ桜は、以前は道行く人が通りかかった時に見ていく程度だったのですが、最近は、オカメ桜を目当てに長徳寺に訪れる人が多くなっています。

オカメ桜と山門

オカメ桜と山門

私が訪れた日も、カメラを持った方が10人ほどいらっしゃいました。

もはや、長徳寺は桜の穴場ではなくなっているようです。

オカメ桜越しに見る地蔵堂。

オカメ桜と地蔵堂

オカメ桜と地蔵堂

以前は、山門前に1本だけオカメ桜が植えられていたのですが、いつの間にかオカメ桜が2本になり、カンヒザクラも植えられるようになりました。

カンヒザクラ

カンヒザクラ

カンヒザクラは、下向きに濃い紅色の花を咲かせます。

他の桜とは、趣がちょっと違いますね。

台風の被害を受けたとは言え、長徳寺のオカメ桜は、やっぱり花数が多いですね。

花いっぱいのオカメ桜

花いっぱいのオカメ桜

台風前の状態にオカメ桜が回復するのには長い年月が必要ですが、きっと、以前のようなボリューム感のある咲き方をしてくれることでしょう。

長徳寺を後にし、賀茂大橋を渡って鴨川のほとりへ。

ここにも、オカメ桜が1本植えられており、見ごろとなっていました。

鴨川のオカメ桜

鴨川のオカメ桜

でも、鴨川のオカメ桜は、長徳寺のオカメ桜よりも、花が少なく寂しい姿をしていました。

この後は、上京区の清浄華院に蜂須賀桜を見に行きました。

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