1月上旬。
京都市上京区の北野天満宮に新春のお参りに行ってきました。
北野天満宮は、学問の神さまの菅原道真を祀っており、今の時期は高校受験や大学受験を控えた多くの学生さんたちが合格祈願に訪れます。
初詣客でにぎわう境内
北野天満宮は、京福電車の北野白梅町駅から東に5分ほど歩いた辺りに建っています。
市バスだと「北野天満宮前」で下車してすぐです。
大きな石鳥居の両脇には、初詣ののぼりが立っています。
正月の神社らしい景色ですね。
鳥居をくぐった先に植えられているのは影向松(ようごうまつ)。
菅原道真は仏舎利を常に襟にかけて大切にしており、没後、大宰府からこの仏舎利が飛来して、北野天満宮の影向松にかかったと伝えられています。
ちなみに影向松は、北野天満宮の七不思議のひとつです。
参道を進み、楼門の前にやってきました。
楼門には戌年の絵馬がかかっています。
楼門の入り口とほぼ同じ幅なので、とても大きいです。
楼門をくぐった近くの宝物殿の真っ白な狛犬も巨大です。
写真だとわかりにくいですが、お相撲さんくらいの大きさですよ。
三光門の前にやってきました。
三光門は、日、月、星の3つが彫られているので、そう呼ばれています。
でも、北野天満宮の三光門は、日、月、三日月が彫られており星がありません。
ゆえに星欠けの三光門と呼ばれており、北野天満宮の七不思議のひとつになっています。
三光門をくぐり本殿の前にやってきました。
それでは、頭が良くなるようにお参りをしましょう。
本殿の前には、寄進された鳥居が2基あります。
左は、文政6年(1823年)11月25日に寄進された有栖川宮御寄進石燈籠です。
右は、天和2年(1682年)7月25日に寄進された霊元天皇御寄進石燈籠です。
授与所は、お守りや絵馬を授かる参拝者で賑わっていました。
元日だともっと人が多かったでしょうね。
水占みくじもありますよ。
本殿の前に水が入った手水鉢があるので、それにおみくじを浸して占えます。
本殿にお参りを済ませ、三光門をくぐって本殿がある敷地から出ます。
三光門の近くには、灯籠がいくつかあるのですが、その中に大黒さまが彫られた灯籠があります。
大黒さまの口に小石を乗せて落ちなければ、その小石を財布に入れて祈るとお金に困らないのだとか。
これも北野天満宮の七不思議のひとつです。
三光門の西側にある御手洗川(みたらしがわ)。
夏には足つけ燈明神事が行われます。
冬はとても冷たそうであります。
見ているだけで寒く感じてきましたよ。
1月上旬の北野天満宮は、参拝者で賑わっていました。
写真にはあまり人が写っていませんが、これは、人が少なくなった瞬間に撮影しているからです。
実際に北野天満宮に行ってみると、参拝者が多いですよ。
とは言え、混雑してお参りできないというほどではありませんが。
なお、北野天満宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。