元日に京都市中京区の下御霊神社(しもごりょうじんじゃ)に初詣に行ってきました。
下御霊神社は、京都御苑の南東に建っていることから、京都御苑を訪れる時に参拝していくことが多いですね。
冬の境内
下御霊神社の最寄り駅は、京阪電車の神宮丸太町駅です。
駅から西に5分ほど歩いて寺町通を少し南に進むと下御霊神社の朱色の鳥居が見えてきます。
鳥居の近くには「平成二十九丁酉年 歳旦祭 初詣」と書かれた看板が設置されています。
鳥居をくぐって、さらに正門もくぐり境内へ。
正面に建つ拝殿には、たくさんのお酒が奉納されていました。
神社の正月らしい景色ですね。
拝殿の後ろに本殿が建っているので、お参りをしておきましょう。
参拝の列ができていましたが、人はそれほど多くなかったので、すぐにお参りできました。
下御霊神社は、崇道天皇、伊予親王、藤原吉子(ふじわらのきっし)、藤原広嗣、橘逸勢(たちばなのはやなり)、文屋宮田麻呂(ふんやのみやたまろ)、吉備聖霊(きびのしょうりょう)、火雷天神(からいのてんじん)の八座を祀っています。
いずれも無実の罪で非業の死を遂げた人物で、その怨霊を鎮めるために祭神として祀られました。
平安時代は、怨霊が疫病や天変地異の原因だとされており、その怨霊を鎮めて御霊にすると疫病も天変地異も治まると信じられていました。
1年間、災厄に見舞われないように祈願しておきましょう。
本殿脇には白色のサザンカの花が咲いていました。
サザンカの近くには、絵馬もたくさん奉納されていましたよ。
境内北側の社務所付近。
こちらには、冬らしくナンテンの赤い実がたくさん成っていました。
冬は殺風景になりやすいですが、赤いナンテンの実があると、少しだけ華やかさが出ますね。
境内の南側には、下御霊神社の歴史が紹介されたパネルが展示されていました。
参拝後は、下御霊神社の歴史も学んでおきたいところです。
境内の南側には末社の天満宮があり、その近くには白梅が植えられています。
つぼみが膨らんできていましたが、咲いている花はまったくありませんでした。
梅の開花は2月まで待つ必要がありそうですね。
境内の西側に祀られているお稲荷さん。
こちらのキツネは、傷がついていて、なんだか恐ろしい姿になっていました。
お稲荷さんの近くの手水屋では、名水を汲むことができます。
元日から、多くの方が下御霊神社に名水を汲みに来ていましたよ。
下御霊神社の名水はまろやかな口当たりで、とても美味しいです。
お参りするときは、ペットボトルも持って行くと良いでしょう。
本殿にお参りを済ませたので境内から出ることに。
おそらく、今年も下御霊神社には何度も参拝することになるでしょう。
なお、下御霊神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。