東福寺の涅槃会・2014年

毎年3月14日は、京都市東山区の東福寺で涅槃会(ねはんえ)が催されます。

涅槃会は、お釈迦さまが入滅した2月15日の前日の2月14日に仏涅槃図を掲げ、お釈迦さまが最後にされた説法を記した遺教経などを誦読する法要です。

なお、3月14日は、旧暦の2月14日にあたります。

ということで、3月14日に東福寺へお参りに行ってきました。

三門付近の梅が満開

東福寺の最寄駅は、JRと京阪電車の東福寺駅です。

そこから東に5分ほど歩くと東福寺に到着します。

私は、いつも京阪電車の鳥羽街道駅から東福寺に向かいます。

ここからだと、南側から境内に入ることになり、最初に雄大な三門を見ることができます。

三門

三門

いつ見ても、雄大な姿をしています。

涅槃会が催される日は、三門の特別拝観も行われますので、この機会に上ってみるのも良いですね。

三門の前にある思遠池越しに白梅と紅梅が見えます。

池越しに見る白梅と紅梅

池越しに見る白梅と紅梅

この距離からでも、花の色がわかるので、もう満開になっているのでしょうね。

近くに寄って観賞しましょう。

思った通り、紅梅は満開です。

満開の紅梅

満開の紅梅

枝の先まで八重のピンク色の花が咲いています。

紅梅のアップ

紅梅のアップ

少し遠目で白梅を観賞。

白梅

白梅

近くに寄ると、こちらも八重の真っ白な花がきれいに咲いていました。

白梅のアップ

白梅のアップ

東福寺に梅があることを知らなかったので、なんだか得した気分になりましたよ。

法堂(はっとう)の近くにも紅梅と白梅が植えられていました。

紅梅はまだ咲き始めでしたが、白梅は見ごろです。

白梅と法堂

白梅と法堂

法堂の大涅槃図

法堂は、東福寺の本堂にあたります。

法堂内には普段は入ることができないのですが、涅槃会の日は、無料で参拝が可能です。

正面から見た法堂

正面から見た法堂

紅葉の時期以外は、それほど参拝者がいない東福寺ですが、さすがに大涅槃図を拝観できるとあって、この日は、たくさんの方がお参りに訪れていましたよ。

法堂の入口に到着。

法堂の入口

法堂の入口

入口が開いているのを見るのは、今回が初めてです。

法堂内は写真撮影禁止。

なので、大涅槃図をじっくりと見て、目に焼き付けましょう。

東福寺の大涅槃図は、縦12メートル、横6メートルもある大変大きなものです。

涅槃図には、お釈迦さまが入滅する際に多くの弟子たちが立ち会っている場面が描かれており、人だけでなくゾウなどの動物も描かれています。

東福寺の大涅槃図には、ネコも描かれており、これはとても珍しいそうです。

そのネコを探したのですが、どこにいるのかわかりませんでした。

お寺の方が、ゾウの右下の部分を見るように他の参拝者に話していたので、おそらく、その部分に描かれていたのがネコなのでしょう。

私も、ゾウの右下を見たのですが、薄暗かったので、ネコなのかどうか判別が難しかったです。

また、法堂の天井には龍の絵も描かれています。

禅寺の法堂には、多くの場合、天井に龍が描かれているので、お参りする際は天井を見る癖をつけておいた方がいいですね。

と言いながら、私は大涅槃図にばかり気がとられて、天井の龍の絵を見忘れてしまいました。

もったいないことをしましたね。

東福寺の涅槃会は、3月16日まで催されます。

3日間、甘酒の無料接待も行われていますよ。

私も甘酒をいただこうかと思ったのですが、他の参拝者の方たちが引換券のようなものをお寺の方に渡していたので、遠慮することに。

あの引換券のようなものは、庭園や三門の拝観時にもらえるのでしょうか?

大涅槃図をじっくりと鑑賞したので、東福寺から出ることに。

法堂と三門が並ぶ姿が、禅寺らしいなと思いながら、境内を出ました。

法堂と三門

法堂と三門

そして、臥雲橋を渡りながら、洗玉澗を眺めることに。

洗玉澗

洗玉澗

普段は、カエデにたくさんの葉がついているので、下の川まで見えないのですが、冬場は、木が枝だけの状態となっているので、下の方まではっきりと見えましたよ。

なお、東福寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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