神應寺の紅葉・2013年

京都府八幡市の紅葉の名所として有名なのは善法律寺ですが、男山の中腹に建つ神應寺も忘れてはいけません。

神應寺は、それほど有名なお寺ではありませんが、参道や境内にたくさんのカエデが植えられているので、秋になったら訪れたくなるお寺のひとつです。

私が紅葉を見に神應寺に参拝したのは12月初旬でした。

木津川付近から眺める紅葉した男山

神應寺の最寄駅は京阪電車の八幡市駅です。

まずは、神應寺とは逆方向の木津川に向かいます。

なぜ、反対方向に行くのかというと、木津川にかかる御幸橋から、紅葉した男山を眺めることができるからです。

御幸橋から見た男山

御幸橋から見た男山

時刻は午後4時30分。

そろそろ日が沈みかけてる頃でしたが、何とか色付いた男山を眺めることができました。

その男山の中腹にある建物が神應寺です。

神應寺の建物

神應寺の建物

今からあの建物を目指して山を登っていきます。

参道と境内の紅葉

入口の山門前に到着。

山門

山門

八幡市駅からだと5分ほどですね。

駅近くにあるスーパーの裏側の細い道を山に向かって歩くと上の写真に写っている山門が現れます。

山門をくぐり石段を上っていきます。

参道

参道

日差しが届かない場所にあるカエデは、青葉が目立つ状態でした。

上の方にあるカエデの葉は、オレンジ色に色付いていますね。

12月に入っても、この辺りはまだ見ごろ前といった感じです。

境内に到着。

山門からここまで登って来るのに3分程度かかったでしょうか。

結構、急な石段なので無理すると疲れますね。

境内

境内

境内の紅葉はやや見ごろ過ぎの状況。

境内の紅葉

境内の紅葉

それでも、まだ紅葉を楽しめる状態にはありましたよ。

本堂にお参りをした後は、そこから振り返って、境内を眺めてみました。

本堂から眺めた境内

本堂から眺めた境内

背景の男山とともに境内を眺めると、高い山を登ってきたような錯覚を覚えます。

イチョウの黄葉はほぼ終わり。

地面には、黄色い葉がたくさん散って、全面が金色になっていました。

地面に敷かれたイチョウ

地面に敷かれたイチョウ

境内で最も紅葉がきれいだったのは、鐘楼の奥にあるカエデでした。

鐘楼と紅葉

鐘楼と紅葉

鐘ととともに見る紅葉は、まさに秋といった風景です。

夕暮れ時なので、ここでゴーンと鳴れば、情緒があるんでしょうけどね。

ケーブルカーと紅葉

神應寺に訪れたら見ておきたいのが、石清水八幡宮へと上るケーブルカーの線路です。

神應寺の境内から少し山に登ったところからケーブルカーを見ることができます。

ケーブルの線路

ケーブルの線路

紅葉が見ごろですね。

ススキも秋らしさを感じさせます。

真っ赤なモミジ越しに見る男山。

紅葉越しに見る男山

紅葉越しに見る男山

この景色も美しいです。

モミジの近くで、ピンク色の花が咲いていました。

何の花だろうと近寄ってみると、どうやら桜のようですね。

桜

寒桜でしょうか。

花は親指の爪くらいしかなく、とても小さいのですが、八重咲きなので花弁はたくさん付いていますね。

ケーブルカーの線路の上まで来たのですから、ケーブルカーが走っている姿を写真に収めたいという衝動に駆られるのは私だけではないはず。

でも、ケーブルカーはなかなかやってきません。

真っ赤な紅葉の中を走り抜けるケーブルカーを見たいんですけど、待っている間に日が少しずつ西に隠れていくので、だんだんと薄暗くなってきました。

そして、午後5時頃にようやくケーブルカーがやってきました。

カメラを構えて数枚写真撮影。

ケーブルカー

ケーブルカー

ケーブルカーは写せたものの、暗すぎて紅葉がわからなくなってしまいました。

残念ですが、仕方ないですね。

紅葉を走り抜けるケーブルカーの写真撮影は来年以降に持ち越しです。