毎年、初夏になると京都市東山区の蹴上浄水場が一般公開されます。
ここには、たくさんのツツジが植えられており、5月になると見ごろを迎えます。
2012年の一般公開は5月5日から11日まで。
ということで、さっそく初日に蹴上浄水場のツツジを見に行ってきました。
斜面に植えられたツツジたち
蹴上浄水場は、地下鉄蹴上駅を出てすぐの場所に建っています。
入口近くのツツジが、ピンク色や白色の花を咲かせてお出迎え。
浄水場は、山の斜面に造られており、ツツジもその斜面に沿うように植えられています。
通路の脇は、たくさんの花を咲かせたツツジやまだ緑色の葉が目立つツツジなど、多種多様です。
山の中腹まで来たところで、国道143号線を見下ろしてみると、小さな車が、たくさん走っていました。
まるでミニカーを走らせているようです。
入口でいただいた冊子によると、蹴上浄水場は、明治45年(1912年)に日本最初の急速ろ過式浄水場として給水を始めたとのこと。
給水能力は、当時、68,100平方メートル/日だったのが、何度かの改良の後、現在では99,000平方メートル/日まで上がっているそうです。将来的には、198,000平方メートル/日まで上げるとか。
通路を進み、浄水場の中で一番高い場所に到着。
下の写真は、北東を眺めたものです。
ここでは、記念撮影できる場所が用意されており、そこには、真っ赤なキリシマツツジが植えられていました。
山の上から見る青空は、なんとも爽やかです。
山の上から順路に従い、緩やかな下り坂を進んでいくと、第2高区排水池という場所に出ます。
そこの斜面には、団子のように丸く刈り込まれたツツジがたくさんあります。
さすがに一般公開初日だったせいか、花を咲かせているツツジの方が少なかったですね。
きっと最終日までには、全ての団子が赤色や白色になっていることでしょう。
ほぼ一通り、浄水場内を散策した後、最後にツツジのトンネルに入りました。
トンネルの中はこんな感じ。
中は、あまり花が咲いていませんでした。
やっぱり、ツツジは外から見た方がきれいですね。
蹴上浄水場は、先ほども述べましたが、斜面にあります。
なので、浄水場内からは、京都の街を眺めることができます。
下の写真に写っているのは、浄水場から見た南禅寺の三門です。
他に金戒光明寺(こんかいこうみょうじ)や真如堂なども見えました。
蹴上浄水場にツツジを見に行ったときは、こういったお寺なども眺めてみると楽しいですよ。