10月上旬。
暑い夏も過ぎ、京都観光に適した涼しい季節となりましたね。
どんなに歩いても暑くならないこの時期に嵐山を散策してきました。
渡月橋から行けるところまで西へ
出発地点は阪急電車の松尾駅。
そこから桂川沿いに北上し、渡月橋の南まで行き、さらに行けるところまで西へ進むことにしました。
桂川沿いの花壇には、コスモスなどの秋の花がたくさん植えられていました。
松尾駅から秋らしい風景を楽しみながら、歩くこと約15分。
阪急電車の終点嵐山駅に到着しました。
やはり、観光地ということもあって、旅行者の方がたくさんいらっしゃいます。
渡月橋は、嵐山駅から5分ほど歩くと到着します。
今まで渡月橋には何度も訪れたことがありますが、ここから桂川の上流に向かって西に進んだことは一度もありません。
ちなみに渡月橋より上流は、桂川は大堰川(おおいがわ)と呼ばれます。さらに上流になると保津川と呼ばれています。
また、桂川は京都府八幡市で、宇治川と木津川と合流し淀川になります。
これら三川がダイナミックに合流する姿は、大山崎町の天王山から見ることができますよ。
それでは、渡月橋から大堰川の上流に向かって歩いていきましょう。
この道を1.2km進むと、京都一の絶景を望むことができる大悲閣に行けるようですね。
途中、ボート乗り場から渡月橋を振り返ってみました。
まだ、あまり歩いていないのに橋が小さく見えます。
ボート乗り場から少し上流に進むと、滝がありました。
きれいな水が流れています。
渡月橋から歩き始めてちょうど半分くらいまで来たところで、曇っていた空が晴れてきました。
ここまで来ると、対岸に建物が見えなくなり、自然の中を歩いているような気分になります。
目の前の2艘の舟がゆっくりと川を下っていきます。
適度に揺れる舟の上は、気持ちよさそうですね。
そして、遂に大悲閣前の終着点に到着です。
ここまで来ると本当に自然の中にいるようです。
とても京都市内とは思えません。
しばらく、終着点でのんびりと過ごしました。
出発した時よりも雲が少なくなり、すがすがしい青空が広がりだしました。
来た道を振り返ると、近代的な建造物が一切目に入りません。
自然の中にいると、なぜか時間がゆっくりと流れているような気がしますね。
この日は、京都一の絶景を眺めることができる大悲閣には、訪れませんでした。
絶景は別の機会に眺めることにします。