一願成就のお地蔵さんを祀る鈴虫寺

京都市西京区に一年中鈴虫の音が絶えないお寺が建っています。

そのお寺は、鈴虫寺の愛称で親しまれている華厳寺(けごんじ)です。

華厳寺は、阪急上桂駅から北西に約15分ほど歩くと到着します。

参拝者に仏法を説くお寺

入口に到着すると、目の前には細く長い石段が待っています。

入口

入口

上るのが大変そうに見える石段ですが、意外と楽に上まで行けました。

山門をくぐると、目の前には参拝者の長蛇の列。

長蛇の列

長蛇の列

お世辞にも大きなお寺とは言えないので、この行列には驚きです。

華厳寺に訪れたのは、今回が初めてなので、いつもこんなに混んでいるのかはわかりません。

近くに観光バスが数台止まっていたので、おそらくツアーの方々なのでしょうね。

列に並んで20分。

ようやく中に入れる時が来ました。

受付で拝観料500円を納め、建物内へ。

中には長机と座布団が100席ほど用意されています。

そして、各自の席の前にはお茶と「寿寿むし」と書かれた和菓子がおかれていました。

お寺の方が、「どうぞ、召し上がってください」とおっしゃったので、お茶とお菓子をいただくことに。

お菓子はチロルチョコほどの大きさで、全体的に白く、ところどころにゴマのようなものが混ざっています。

お茶とお菓子を召し上がった後は、お寺の方のありがたいお話です。

お寺の成り立ちや60年ほど前に台厳和尚が鈴虫の音を参拝者にも聞いてほしいという思いから鈴虫を飼育し始めたことなど、様々なお話をしていただきました。

お話の最後に部屋の中に置かれた数個の箱に5,000匹の鈴虫を飼育しているけど、毎日、何匹かは死んでしまうので、その鈴虫を供養するためにお菓子にして参拝者に出しているとおっしゃいました。

え?もしかしてさっき食べたお菓子に混ざっていた黒いごまが鈴虫なの!

それは食べる前に言って欲しかったんですけど。

というのは冗談だったようで、お菓子には鈴虫は入っていないそうです。

それにしてもきついジョークですね。

庭園散策

仏法の時間は約15分ほどで終了しました。

その後は、庭園の拝観です。

カエデの葉が色づき始めています。

庭

庭園の奥には展望台があり、そこから京都市街を眺めることができます。

この日は空気が澄んでいたので、東の方角に京都タワーを見ることができました。

京都市街

京都市街

庭園は、それほど広くはないのですが、普段見かけない種類の竹が植えられています。

下の写真に写っているのは、四角くなっている変形竹です。

変形竹

変形竹

多くの参拝者の方は、鈴虫が目当てだったのか、あまりじっくりと庭園を散策していませんでした。

幸福地蔵菩薩に祈願

華厳寺で鈴虫と同じくらい有名なのが、山門の前に祀られている幸福地蔵菩薩です。

幸福地蔵菩薩

幸福地蔵菩薩

この地蔵菩薩は、草鞋を履いている非常に珍しいお地蔵さんで、お願いをした方の家まで願い事を叶えに来てくれるそうです。

草鞋を履いた足

草鞋を履いた足

ただし、お地蔵さんが家まで願い事を叶えに来てくれるためには、お賽銭を入れて拝んだだけではいけないそうです。

先ほどのお寺の方のお話の中で、幸福地蔵菩薩にお願いをする時の作法を教えていただいたので、紹介しておきます。

まず、お寺で300円を納め幸福御守を授かります。

次に授かったお守りを挟んで合掌。この時、「幸」の字が手の上からはみ出るようにします。

そして、ひとつだけ願い事を言います。その際、住所と氏名も忘れずに言いましょう。そうしなければ、お地蔵さんが自宅まで願い事を叶えに来ることができませんからね。

なお、会社の商売繁盛や家内安全といった願い事は、幸福御守では叶えてくれませんので、これらの願い事をしたい方はお札を授かってください。

見事、願い事が叶ったら、お地蔵さんにお礼参りに来ましょう。

私は、毎日の健康を願おうと思ったのですが、このお願いだと、お地蔵さんが家に来るまでは健康で、それ以降は不健康になってしまいそうだから、別のことをお願いすることにしました。

ひとつだけ、どうしても叶えたい願い事がある時は、華厳寺の幸福地蔵菩薩にお参りしてみてはいかがでしょうか。

なお、華厳寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

宿泊



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