大茅の輪くぐり2010年・北野天満宮

毎年6月25日は、北野天満宮で御誕辰祭(ごたんしんさい)が行われます。

この日は、祭神の菅原道真の誕生日ということで、御誕辰祭とともに大茅の輪くぐりも催されます。

北野天満宮の茅の輪は京都で最大とか。

これは、一度くぐりに行かないといけません。

確かに大茅の輪は大きかったが

御誕辰祭は、午前9時から始まりますが、大茅の輪は、午前5時からくぐることができます。

私は、そんなに早く行くつもりはなかったので、正午頃に北野天満宮に到着しました。

普段は、人が少ない北野天満宮ですが、こういった催しがある日は、たくさんの店が出て、参道から多くの人で賑わっています。

参道はお店がいっぱい

参道はお店がいっぱい

参道の先に大茅の輪が設置された門がありますが、人が多くてなかなか辿り着きません。

ちなみに北野天満宮の大茅の輪は、南丹市美山町の茅(かや)を集めて作られたもので、直径は5メートルあります。

そして、大茅の輪をくぐると1年中無病息災で過ごすことができ、特に夏の病気にかからないと伝えられています。

さあ、いよいよ門に到着したので、京都最大の茅の輪をくぐります。

大茅の輪が設置された門

大茅の輪が設置された門

と、思ったのですが、茅の輪は上の方だけしか残っていません。

上だけ残った大茅の輪

上だけ残った大茅の輪

どうやら、午前中に訪れた参拝者の方に茅を抜かれて行って、これだけになってしまったようです。

仕方ないので、上だけ残った大茅の輪をくぐることに。

しかし、これではくぐったことにならないような気がしますが、門はくぐっているので、良しとしましょう。

この日は、大茅の輪の他に直径8センチほどの小型茅の輪も特別に授与されていたらしいのですが、先着4,000体ということだったので、正午に参拝した私は当然いただいていません。

通常サイズの茅の輪もあり

結局、大茅の輪はくぐれず、小型茅の輪もいただけなかったわけですが、これで帰ってしまうのはもったいないので、本殿に参拝していくことに。

すると本殿の前に通常サイズの茅の輪を発見。

通常サイズの茅の輪

通常サイズの茅の輪

とりあえず、これをくぐることができるので、来た甲斐がありました。

茅の輪の近くには、くぐり方の説明が書かれています。

呪文のような言葉を繰り返し唱えながら、3回くぐるようです。

全ての言葉を短時間で暗記してくぐるのは難しいので、言葉の最後の方に出てくる「蘇民将来、蘇民将来」を心の中で唱えながら、3回くぐりました。

きっとこれで1年間、無病息災で過ごせるでしょう。

なお、茅の輪は、6月25日だけでなく、30日の夏越大祓(なごしのおおはらえ)の際にもくぐることができるそうなので、25日にくぐれなかった方は30日に参拝されるといいですね。

ちなみに夏越大祓は、北野天満宮だけでなく上賀茂神社などの神社で行われます。

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