10月上旬に京都市伏見区の藤森神社に参拝した後、北東に約15分歩き、瑞光寺を訪れました。
瑞光寺には、寂音堂と呼ばれる茅葺屋根の本堂があり、秋になるとしみじみとした趣を感じさせてくれます。
秋のもの悲しさが出てきた境内
瑞光寺には、京阪電車の龍谷大前深草駅から南東に約10分歩くと到着します。
入り口には、大きな石がいくつか置かれています。
この石には何か意味がありそうですが、よくわかりません。
参道には、白龍銭洗弁財天と開運帝釈天王と記された赤色ののぼりが数本並んでいます。
そののぼりを見ながら、参道を歩き、山門の前にやって来ました。
瑞光寺の山門は、以前は茅葺屋根だったのですが、今は堅そうな屋根に変わっています。
山門をくぐって境内へ。
境内は無人。
夕方だったこともあり、鐘楼が秋のもの悲しさを感じさせます。
鐘楼から左に曲がると、正面に本堂が建っています。
いつ見ても、本堂の茅葺屋根は落ち着きますね。
それでは、お参りをしましょう。
瑞光寺は、元政庵とも呼ばれています。
元政庵は、瑞光寺を開いた元政上人の名にちなむものです。
本堂の前のススキ。
ススキは、やや穂が短いようでしたが、こちらも秋の情緒を感じさせてくれます。
境内の池では、たくさんの鯉が泳いでいました。
池の広さと比較して、鯉の数がとても多く感じます。
鐘楼の近くには、弁財天と帝釈天を祀る祠があるので、こちらにもお参りをしておきます。
祠の近くには、手水鉢が置かれており、龍の口から水が流れていました。
参道ののぼりに銭洗弁財天と記されていたのは、ここで、硬貨を洗ってお参りをするという意味だったのでしょうか。
そう思ったものの、硬貨を洗うことなく賽銭を入れてお参りをしておきました。
瑞光寺の境内の西側には、元政上人のお墓があります。
縁切りや縁結びのご利益があると伝えられているので、瑞光寺を訪れた際は、元政上人のお墓にもお参りしておくと良いでしょう。
3本の細竹が立った質素なお墓で、水戸黄門でおなじみの水戸光圀の言葉を刻んだ石碑も置かれていますよ。
秋の夕方の瑞光寺は、参拝する人がおらず静寂でした。
この時期に訪れたいお寺ですね。
次は、宝塔寺に参拝します。
なお、瑞光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。