元日に京都市左京区の宗忠神社に初詣した後、近くの真如堂にもお参りをしました。
真如堂は、よく訪れるお寺です。
近年は観光客や旅行者の方にも、春の桜と秋の紅葉が人気で、年々参拝者が増えているように思いますね。
静まった元日の境内
真如堂は、市バス停「錦林車庫前」から西に5分ほど歩いた辺りに建っています。
今回は、宗忠神社の参拝後だったので、東に3分ほど歩いて真如堂の入り口の赤門前にやってきました。
朱色の門を見ると、何となく縁起が良いような気がしますね。
赤門をくぐって参道に進みます。
カエデの木からは葉が落ち、参道の見晴らしが良くなっています。
参拝者もまばらで、境内全体が静まり返っています。
見上げる三重塔。
青空と白雲もきれいです。
穏やかな天気の元日ですね。
それでは本堂にお参りをしましょう。
真如堂は、元日でも庭園拝観ができるようです。
今回は庭園を拝観しませんでしたが、きっと人が少なかったと思いますよ。
振り返ると、冬らしい境内。
午後3時頃だったため、若干薄暗い感じです。
境内の中央付近に建つお堂は、三千仏名堂です。
過去、現在、未来の三千仏を礼拝し、懺悔するお堂だとか。
お参りしておきましょう。
三千仏名堂の正面には、赤崎弁天が祀られています。
目の前の池の水面が鏡のように周囲の景色を映していました。
葉が浮いていたり、濁ってたりすることが多い池ですが、元日はきれいでしたよ。
境内の北側に建っているのは、洛陽三十三所観音霊場の第五番札所の新長谷寺です。
新長谷寺は、藤原山蔭が親子ともにカメに助けられたことに感謝して建立したお堂です。
山蔭を助けたカメは、観音さまの化身に違いないと感謝し、十一面観音像を写した像を作ったのだとか。
ちなみに真如堂の西の吉田神社境内には、藤原山蔭を祀った山蔭神社があります。
新長谷寺も吉田神社にあったのですが、明治の廃仏毀釈で真如堂境内に移転し、現在にいたっています。
それにしても真如堂の境内は静かであります。
空気も冷たく、元日から心身が引き締まったように思います。
今年は充実した1年になりそうです。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。