2017年は酉年です。
なので、初詣は鶏と関係のある神社に行くと、1年が良い年になりそうですね。
私は、これまでに京都の多くの神社に参拝していますが、鶏と関係がある京都の神社が思い浮かびません。
でも、鳥と関係のある神社はいくつか知っています。
と言うことで、広く鳥と関係のある神社を紹介することにします。
下鴨神社
京都市左京区の下鴨神社は、社名に鴨が入っているので酉年に参拝しておくと良さそうです。
祭神として祀られている賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は、神武東征の際、天照大神からつかわされ、熊野から大和に入る道案内をした八咫烏(やたがらす)に化した神さまとされています。
八咫烏も鳥と考えれば、酉年に参拝しておくと良さそうですね。
また、本殿近くには十二支それぞれの守護神が祀られているので、酉年生まれの方は自分の干支の神さまにしっかりお参りしておきましょう。
鷺森神社
同じく左京区に建つ鷺森神社(さぎのもりじんじゃ)も、社名に鷺という鳥を表す漢字が入っています。
白鷺は、神使のひとつとされているので、酉年に参拝すると良いことがありそうです。
大豊神社の愛宕社
哲学の道近くの大豊神社の境内には、火難除けの愛宕社(あたごしゃ)があります。
愛宕社の前には、狛犬ならぬ狛雉鳶がいます。
冬の乾燥する時期は、愛宕社にお参りをして火難除けのご利益を授かっておきたいですね。
伏見稲荷大社
京都市伏見区は、国内の神社の中で最も初詣客が多いと言われている神社です。
商売繁盛のご利益を授けてくれることから、人気があるのでしょうね。
伏見稲荷と鳥がどう関係あるのかと思う方もいらっしゃるでしょう。
その昔、秦伊呂具(はたのいろぐ)が餅を的にして弓矢で遊んでいたところ、その餅が白鳥になって飛び去り、山の峰にとまりました。
すると、そこに稲が生じたことから、稲生(いねなり)が転じて社名が稲荷となったと伝えられています。
この伝説を知っていれば、酉年にこそ伏見稲荷大社に初詣に行きたくなるはず。
石清水八幡宮
京都府八幡市の石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)にも酉年に参拝すると良さそうです。
石清水八幡宮の鳥居にかかる扁額は、2羽のハトが向かい合って「八」の字を表現しています。
本殿前の楼門の蟇股にも、2羽のハトが向かい合った錺金具(かざりかなぐ)がありますよ。
鳩まもり、鳩みくじ、鳩の参拝記念品といった授与品もあるので、初詣の際に授かっておくと良いでしょう。
ちなみに「八幡」と名のつく多くの神社が鳩と関係あります。
京都市左京区の三宅八幡宮の境内にも、鳩がたくさんいますね。
月読神社
最後はおまけ。
随分前に京都市西京区の月読神社に参拝した時、境内にチャボがいました。
この前、お参りした時に見なかったので、今はいないのかもしれません。
酉年は鶏と関係のある神社に初詣に行きたいですが、鶏と関係のある神社が見当たらない場合は、上で紹介した鳥と関係のある神社に初詣に行ってはいかがでしょうか。
また、ご利益別に初詣に訪れたい神社をお探しなら、以下の記事をご覧になってください。