5月15日に京都市左京区の河合神社に参拝した後、下鴨神社にも参拝しました。
下鴨神社は、糺(ただす)の森に鎮座する歴史のある神社です。
今の時期は、カエデの新緑が美しく、糺の森の中を歩いていると心身がリフレッシュしますね。
糺の森の新緑
下鴨神社には、京阪電車の出町柳駅から北西に約5分歩くと到着します。
糺の森にある参道の両脇は、カエデの青葉が美しく初夏らしい姿となっていました。
また、この日は葵祭の路頭の儀が行われる予定だったので、参道わきに有料観覧席が設けられていました。
残念ながら、路頭の儀は雨の影響で16日に順延となり見ることができませんでした。
参道のカエデは、どれも若葉が黄緑色で、見上げると透き通るような美しさであります。
空は雲が目立っていましたが、時折差し込む日差しが、カエデを輝かせていましたよ。
参道に建つ鳥居。
鳥居の奥には朱色の楼門が建っています。
楼門には、双葉葵の神紋が付いた鉾が立てられていました。
初夏の境内の風景
楼門をくぐると正面に舞殿が建っています。
木々に覆われた参道を歩いてくると、境内がとても明るく見えますね。
舞殿の後ろの中門の前にはたくさんの参拝者の姿がありました。
おそらく、ほとんどの方が葵祭を見に来たのでしょう。
海外からお越しの方の姿もありました。
遠くから下鴨神社を訪れたのに葵祭が見られなかったのは残念ですね。
中門をくぐると、干支の守り神の言社があります。
まずは、言社にお参り。
次に本殿にお参りをします。
下鴨神社は、正式には賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)といい、北区の上賀茂神社とともに賀茂社と称されています。
祭神は、玉依媛命(たまよりひめのみこと)とその父である賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)です。
ちなみに上賀茂神社の祭神の賀茂別雷大神(かもわけいかづちのおおかみ)の母は玉依媛命です。
玉依媛命は、婦道の守護神で、縁結び、安産、育児のご利益を授けてくれます。
また、賀茂建角身命は、世界平和、五穀豊穣、殖産興業、病難除、方除、厄除のご利益を授けてくれますよ。
境内の北東にある御手洗池(みたらしいけ)にやって来ると、そのほとりで、アヤメが青色の花を咲かせていました。
御手洗池は土用丑の日が近づくと水が増え、大人の膝くらいまでの深さになります。
下鴨神社の七不思議の一つですね。
御手洗池の端に建つ社は御手洗社です。
井戸の井筒の上に祀られていることから井上社とも呼ばれています。
かつては、高野川と賀茂川の合流地東岸にあったのですが、文明2年(1470年)に応仁の乱の兵火で焼亡し、文禄年間(1592-1596年)に当地に再建されています。
境内の北西の鳥居の前にやって来ると、こちらも新緑が鮮やかでした。
この頃には、青空も見えるようになり、新緑がより美しく見えましたよ。
再び糺の森にやって来ました。
糺の森は、京都市内に残された自然林のためか、木々の青葉に力強さを感じますね。
葵祭は観覧できませんでしたが、良いお参りができました。
この後は、清浄華院にお参りします。
なお、下鴨神社の詳細については以下のページを参考にしてみてください。