初夏の淀水路を河津桜の新緑を見ながら歩く・2022年

5月中旬に京都市伏見区の与杼神社に参拝した後、南に約3分歩き淀水路を訪れました。

淀水路には、たくさんの河津桜が植えられており、3月になると大勢の観光客が満開になった姿を見にやって来ますが、花が咲いていない時期には、地元の人以外は見かけることはないですね。

満開の河津桜を見に来てから2ヶ月ぶりの淀水路です。

緑色の河津桜の並木

淀水路には、京阪電車の淀駅から南に約5分歩くと到着します。

淀水路の西側の入り口にやって来ました。

淀水路の入り口

淀水路の入り口

河津桜は、すっかり緑色。

新緑から、そろそろ深い緑色に変わろうとしています。

水路沿いを東に向かって歩きましょう。

足元では、初夏の草花が咲いていますね。

こちらは、薄いピンク色の花を咲かせたヒルザキツキミソウです。

ヒルザキツキミソウ

ヒルザキツキミソウ

初夏の淀水路沿いは、草が繁茂し、その高さが人の背丈に迫ろうとしていました。

草

3月は、足元に草が生えているだけだったのですが、植物の生長の早さには驚かされます。

そのうち刈り取られ、すっきりするでしょうね。

水路沿いには、シャリンバイもちらほらと咲いていましたよ。

シャリンバイ

シャリンバイ

シャリンバイは、歩道脇などによく植えられており、初夏に白色の花を見かけますね。

小さなピンク色の花を咲かせているのはユウゲショウ。

ユウゲショウ

ユウゲショウ

パンジーもたくさん咲いていました。

パンジー

パンジー

パンジーは、地元の方が植えて育てているように見えます。

ビオラとも呼ばれるパンジーは、早春から初秋まで長い期間見ることができます。

3月は、あれだけ多くの花見客で賑わっていた淀水路ですが、ほぼ無人の状態です。

無人の淀水路

無人の淀水路

この日は曇り空でしたが、晴れていれば、河津桜の新緑がさわやかに見えたことでしょう。

草むらの中では、ヒメジョオンが円形の白色の花をたくさん咲かせていました。

ヒメジョオン

ヒメジョオン

ヒメジョオンは、ハルジオンとよく似ていて見分けがつきにくいです。

つぼみが上向きについていればヒメジョオン、下向きならハルジオンと覚えるのが一番簡単ですね。

葉に注目すると、基部が細くなっているのがヒメジョオン、葉が茎に抱き着くようについているのがハルジオンです。

開花時期は、ハルジオンの方が早いですが、5月から6月にかけては両方の花が咲いているので、季節で見分けるのは難しいですね。

淀水路を東に歩いていけばいくほど、草ぼうぼうになっていきます。

河津桜と草

河津桜と草

河津桜は、まだまだ東に多く植えられていますが、この辺りで引き返すことに。

水路に伸びた河津桜の新緑。

水路と河津桜

水路と河津桜

花が咲いていたのは、つい最近のように思えますが、季節が過ぎるのは速いですね。

淀水路は、3月に訪れるのが最もおすすめですが、初夏の河津桜の新緑を見るのも良いものです。

機会があれば、初夏の淀水路沿いを歩いてください。

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