智積院の散りゆく紅葉・2021年

11月末に京都市東山区の養源院に紅葉を見に行った後、智積院(ちしゃくいん)にも紅葉を見に行きました。

智積院は、境内全体に多くのカエデが植えられており、まさに紅葉の名所なのですが、不思議と紅葉狩りに訪れる人が少ないです。

観光客や旅行者にあまり知られていないようで、毎年、混雑することなく紅葉を観賞できます。

11月も終わりが近づき、そろそろ智積院の紅葉は見ごろの終盤です。

一部で散り始めている紅葉

智積院の最寄り駅は、京阪電車の七条駅です。

駅からは、七条通を東に約7分歩くと到着します。

市バスだと「東山七条」で下車してすぐです。

智積院の入り口にやってくると、赤く色づいたカエデがまだたくさん残っていました。

参道を東に向かって歩きます。

参道脇では、南側のカエデは半分くらい散っており、紅葉が終わりに近づいていました。

でも、参道の北側のカエデは、今が紅葉の見ごろで、全身が真っ赤に色づいていましたよ。

参道の紅葉

参道の紅葉

それでは、奥に見える金堂に入ってお参りをしましょう。

金堂はまだ工事中でした。

中は、大日さまがいらっしゃるだけで、その他のものはどこかに移されガランとしています。

金堂から眺める境内の紅葉。

イチョウはほとんどの葉を散らしていました。

金堂から見る紅葉

金堂から見る紅葉

上の写真の左側のカエデは、茶色く色づき、あまりきれいではなかったですね。

金堂の南西に植えられているカエデは、きれいに紅葉していました。

境内の紅葉

境内の紅葉

散り始めていたものの、すべての葉が真っ赤です。

色も鮮やかで美しいです。

明王殿近くの紅葉も見ごろを保っています。

明王殿と紅葉

明王殿と紅葉

石の近くの紅葉も日差しを浴びて輝いていました。

石と紅葉

石と紅葉

でも、足元では散り紅葉が多くなっており、風が吹けば、あっという間に散ってしまいそうな感じです。

振り返れば、秋晴れの空。

金堂と青空と紅葉

金堂と青空と紅葉

こうやって見ると、モミジは半分以上散っているのがわかりますね。

紅葉の下では、ツワブキが黄色い花を咲かせていました。

ツワブキと紅葉

ツワブキと紅葉

鐘楼堂付近の紅葉は、オレンジ色に輝き、晩秋のもの悲しい雰囲気を漂わせています。

鐘楼堂と紅葉

鐘楼堂と紅葉

鐘楼堂の近くでは、収蔵庫の工事が行われています。

もうすでに屋根が出来上がっているようでしたよ。

入り口付近に戻ってくると、不思議なカエデがありました。

上の方の葉は真っ赤なのに下の方の葉は黄色です。

赤色と黄色のモミジ

赤色と黄色のモミジ

下の方が日当たりが悪いので、このような色づきになったのでしょうか。

北に続く参道脇の紅葉は、まさに見ごろの最盛期で、真紅のモミジをたくさんつけていましたよ。

青空と真っ赤なモミジ

青空と真っ赤なモミジ

11月末時点で智積院の紅葉は見ごろの終盤でした。

そろそろ智積院の紅葉は終わりを迎えようとしていますが、12月5日まではぎりぎり楽しめるのではないでしょうか。

この後は、妙法院に紅葉を見に行きます。

なお、智積院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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