夏の養源院の緑の参道とネコたち・2020年

8月中旬。

京都市東山区の養源院に参拝しました。

養源院は、参道に多くのカエデが植えられており、11月の紅葉が美しいお寺として知られています。

夏は、そのカエデが緑色の葉をたくさん付け、強い生命力を感じますね。

養源院には、5月下旬に訪れたのですが、その時は新型コロナウイルスの影響で門が閉ざされており、中に入ることができませんでした。

でも、今は以前のように境内に入れるようになっています。

緑の参道を歩く

養源院には、京阪電車の七条駅から東に5分ほど歩くと到着します。

三十三間堂の東隣ですね。

養源院の山門の前にやってきました。

山門

山門

山門をくぐり参道へ。

参道

参道

石畳がまっすぐ東に延びています。

その左右を緑色のカエデが壁のように挟んでいます。

この日は、最高気温が39度の予報と非常に暑い京都でした。

日差しが強く、少し歩くだけでも汗が出ます。

でも、日差しが強いほど、カエデの緑色の葉に透明感を感じますね。

カエデと狛犬

カエデと狛犬

参道の北側に立つ毘沙門堂にお参りをしましょう。

毘沙門堂

毘沙門堂

緩やかな上り坂の参道を奥まで進むと、八重紅枝垂れ桜が植えられています。

緑色の八重紅枝垂れ桜

緑色の八重紅枝垂れ桜

桜も、今は緑色。

カエデよりも、深みのある緑ですね。

仲良しのネコたち

鐘楼の近くのサルスベリは、赤色の花を咲かせていました。

鐘楼とサルスベリ

鐘楼とサルスベリ

でも、写真だとちょっとわかりにくいですね。

本堂の近くには、ネコがたくさんいましたよ。

本堂とネコたち

本堂とネコたち

兄弟でしょうか。

2匹の猫が夏なのに仲良く引っ付いています。

仲良しのネコ

仲良しのネコ

このところ、養源院では、ネコをよく見かけます。

お寺で飼っているのでしょうか。

この日は、全部で6匹のネコがいましたが、どれも体が小さかったので、今年生まれたばかりなのかもしれません。

養源院を訪れたときは、よく小さなネコを見かけますが、毎年のように子ネコが生まれているのでしょうか。

養源院は、豊臣秀吉の側室の淀殿が、父の浅井長政の菩提を弔うために創建したのが始まりです。

本堂と夏空

本堂と夏空

後に淀殿の妹で徳川秀忠に嫁いだ崇源院(お江)が、伏見城の遺構を用いて再建しました。

その時に使われたのが、有名な血天井です。

さらに崇源院の娘の東福門院和子(とうふくもんいんまさこ)が、崇源院の七回忌の年に父秀忠が亡くなったので、両親の大きな位牌を造り、また、兄の家光が亡くなった時にも位牌を安置し、以後、徳川将軍の位牌所となりました。

本堂の入り口には、徳川家の家紋の三つ葉葵が見られます。

本堂を拝観すれば、血天井を見られますよ。

それにしても、青空の下で見るカエデの緑は美しいですね。

カエデの緑と青空

カエデの緑と青空

まだ5月頃の新緑のような透明感がありましたよ。

夏の養源院は、ちらほらと参拝者の姿を見かけましたが、境内にはほとんど人がいませんでした。

夏の京都は、どこも人が少ないのが良いですね。

この後は、隣の法住寺に参拝します。

なお、養源院の詳細については以下のページを参考にしてみてください。

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