3月中旬。
京都市上京区の京都御苑を訪れました。
京都御苑には、多くの種類の桜が植えられており、早咲きの品種は、3月中旬から咲き始めます。
京都御苑の早咲きの桜は、出水の枝垂れ桜や近衛邸跡の糸桜が人気で、毎年3月下旬に見ごろとなります。
でも、2020年は暖冬だったので、おそらく例年よりも早く開花しているだろうと思い、3月中旬に京都御苑を訪れた次第です。
出水の枝垂れ桜
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄の今出川駅もしくは丸太町駅です。
出水の枝垂れ桜に近いのは丸太町駅です。
京都御苑の中は春らしい陽気。
出水の枝垂れ桜は、京都御苑内西側の出水の小川の近くに植えられています。
そろそろ咲き始めているだろうと思って訪れたのですが、咲き始めどころか、すでに5分咲きまで咲き進んでいました。
例年よりも1週間ほど開花が早かったのではないでしょうか。
あまりに咲くのが早かったためか、出水の枝垂れ桜を見に来ている人は少なかったです。
新型コロナウイルスの影響で、海外からの旅行者が減っていることも、人が少ない理由だと思います。
青空の下で眺める出水の枝垂れ桜は美しいですね。
この咲き具合だと、3月17日には満開になっていそうですね。
近衛邸跡の糸桜
出水の枝垂れ桜から砂利道を北に向かって歩きます。
近衛邸跡は、京都御苑内の北側にありますから、出水の小川からは5分以上は歩かなければなりません。
近衛邸跡でも、ヤマザクラが早くも5分咲き程度まで花を咲かせていました。
京都市内の他の場所では、まだヤマザクラは咲いていないと思うのですが、京都御苑のヤマザクラは非常に開花が早いですね。
近衛邸跡の糸桜は、まだ咲き始めの状態でした。
出水の枝垂れ桜が5分咲きだったので、近衛邸跡の糸桜はもっと花を咲かせているかと思ったのですが。
2018年の台風21号で多くの枝が折れた近衛邸跡の糸桜ですが、その折れた枝先からも花が咲いています。
桜の木の生命力の強さを感じます。
近衛邸跡は、糸桜の周囲に柵がめぐらされているので、近くに寄って見ることはできません。
でも、糸桜は、少し離れた所から青々とした芝生と一緒に眺めた方がきれいに見えます。
近衛池のほとりに植えられている糸桜は、ほとんどの枝で開花前でした。
近衛邸跡の入り口付近に植えられている糸桜は3分咲き。
私が近衛邸跡を訪れた日は、この糸桜が最も咲き進んでいましたよ。
近衛邸跡には、早咲きと遅咲きの糸桜が植えられていますが、3月に咲くのは早咲きの糸桜です。
早咲きの糸桜は、3月19日頃に見ごろを迎えそうです。
遅咲きの糸桜は、ソメイヨシノよりも開花が遅いので、咲き始めるまで、まだ時間がかかります。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。