7月5日に京都市下京区に建つ仏光寺に参拝しました。
京都は、まだ梅雨に入ったばかりということもあり、7月でも曇り空の日が多いです。
カンカン照りだと、暑さで体がとても疲れますから、7月は曇っている方が京都の街を歩きやすくて良いですね。
梅雨の仏光寺境内
仏光寺は、地下鉄四条駅または阪急電車の烏丸駅です。
駅からは、南東に5分ほど歩くと、仏光寺に到着します。
境内の南東にある阿弥陀堂門の前にやって来ました。
阿弥陀堂門をくぐると、正面に阿弥陀堂が建っています。
それでは、阿弥陀堂に上がってお参りをしましょう。
阿弥陀堂は、その名のとおり、阿弥陀さまを本尊として祀っています。
阿弥陀堂から見るイチョウ。
イチョウの葉は深緑色。
この深緑色の葉が、秋になると黄色になります。
廊下を渡って、阿弥陀堂の北側に建つ大師堂に向かいます。
大師堂の中には、浄土真宗の開祖の親鸞聖人の坐像、了源上人の坐像、前住上人の絵像が安置されています。
それでは、大師堂にも入ってお参りをしましょう。
大師堂にお参りをした後は、靴を履いて境内に戻ります。
仏光寺は、配流から京都に戻った親鸞聖人が、山科東野に一宇を建て、順徳天皇から興隆正法寺の号を賜り勅願所となったのが始まりと伝えられています。
後に興正寺となりますが、後醍醐天皇の勅願により仏光寺の号を賜ったと伝えられています。
仏光寺は、往時は本願寺以上に信者が多かったそうです。
寛正6年(1465年)に叡山の僧徒たちによって本願寺が破壊された際、仏光寺は妙法院門跡と親しかったことから被害を免れましたが、応仁の乱(1467年)で焼失し、一時、大坂の摂津に移転したこともあります。
その後、本願寺に属して衰えることもありましたが、経誉によって中興されています。
境内の東側に建つお堂は、今は茶所となっており、参拝者は休憩できます。
その茶所の前のサルスベリは、まだ花を咲かせていません。
花が咲き始めるのは、7月下旬からでしょうか。
8月中旬あたりにサルスベリは見ごろを迎えそうです。
茶所の前の手水屋の龍の口から、ちょろちょろと水が流れています。
茶所は、建物の中はカフェのようになっていて、お茶などを飲むことができますよ。
外でも、床几台や縁側に座って休めます。
四条烏丸で働いている人たちも、休憩していることがありますね。
仏光寺を出て北に少し歩くと、大行寺の前でハスが咲いていました。
7月の京都では、ハスもよく見かけますね。
この後は、長刀鉾町稚児舞披露を見に行きました。
なお、仏光寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。