3月末。
京都市上京区の妙蓮寺に参拝してきました。
妙蓮寺の境内には多くのソメイヨシノが植えられており、毎年3月末から4月上旬にかけて見ごろを迎えます。
また、妙蓮寺には御会式桜（おえしきさくら）と呼ばれる変わった品種の桜もあり、この桜を見るために今回参拝した次第です。
満開の御会式桜
妙蓮寺は、市バス停「堀川寺ノ内」からすぐの場所に建っています。
地下鉄だと、今出川駅から西に徒歩約15分です。
山門の前に到着。
山門
左右に四角い石柱が2本立っていて、なかなか威圧感のある門構えであります。
山門をくぐりまっすぐ進むと本堂が建っています。
その斜め前でたくさんの花を咲かせているのが御会式桜です。
本堂と御会式桜
お花見の前にまずは本堂にお参りです。
御会式桜はすでに満開と言って良い咲き具合です。
満開の御会式桜
御会式桜は、十月桜の一種の寒桜で、毎年10月13日頃から咲き始めて、翌年の4月8日に満開になります。
妙蓮寺は日蓮宗のお寺で、10月13日は日蓮聖人が入滅された日にあたります。
そして、4月8日はお釈迦さまの誕生日です。
つまり、御会式桜は日蓮聖人が亡くなられた日から花を咲かせだし、お釈迦さまが生まれた日に満開になるんですね。
なんともありがたい桜であります。
御会式桜を近くで観賞します。
御会式桜のアップ
真っ白な花があるかと思うと、薄紅色の花も咲いています。
透明感のある花が可憐ですね。
空に向かって伸びる枝先にも多くの花が咲いています。
御会式桜の枝先
ソメイヨシノは見ごろ間近
境内のソメイヨシノは見ごろ間近の状態でした。
ソメイヨシノ
あと1日参拝を遅らせていたら、7分咲き程度で見ごろだったかもしれませんね。
境内の西側には、本妙院と常住院が建っており、その塀際のソメイヨシノも良い感じで花が咲いていましたよ。
塀際のソメイヨシノ
ソメイヨシノと本堂を一緒に眺めます。
本堂とソメイヨシノ
この景色も、古都の春らしさを感じさせます。
再び御会式桜に戻ります。
先ほどとは向きを変えて、鐘楼と一緒に御会式桜を観賞。
鐘楼と御会式桜
夕方に訪れたのですが、この景色を見ていると、鐘をつく音が聞こえてきそうです。
それにしても淡いピンク色の花が可憐です。
可憐な御会式桜
妙蓮寺の境内には人がほとんどいなかったので、静かに桜を観賞できました。
京都は有名なお寺や神社だけでなく、いろんなところできれいな桜を見れるのが良いですね。
なお、妙蓮寺の詳細については以下のページを参考にしてみてください。