京都の節分祭まとめ

毎年、節分の日とその前後に京都では、多くのお寺や神社で節分祭が催されます。

節分祭は、元日の初詣のように京都市の各地で様々な盛り上がりを見せます。

なお、2020年までは、2月3日が節分の日でしたが、2021年以降の節分の日は以下のようになります。

  • 2021年=2月2日
  • 2022年から2024年=2月3日
  • 2025年以降=2月2日

今回の記事では、私がこれまでに参加した節分祭を紹介します。

上京区

清荒神

京都御苑の東に建つ清荒神は、境内はそれほど広くないのですが、多くの参拝者で賑わいます。

子供用の神輿

子供用の神輿

子供神輿もあり、小さなお子さんからお年寄りの方まで楽しめる節分祭となっていますね。

廬山寺

廬山寺も京都御苑の東側に建つお寺です。

鬼おどり

鬼おどり

午後3時から行われる追儺式鬼法楽(ついなしきおにほうらく)では、珍しい鬼おどりを見られます。

境内は非常に混雑していますが、鬼おどりは大盛り上がりです。

午後4時頃からは、蓬莱豆や福餅がまかれる豆まきも行われます。

北野天満宮

北野天満宮では、節分の日に神楽殿で狂言と芸舞妓の踊りが奉納され、その後で豆まきが行われます。

北野追儺狂言の始まり

北野追儺狂言の始まり

大きな神社ということもあって参拝者が多めです。

達磨寺

達磨寺では、境内全体が節分で盛り上がります。

お札を貼られたダルマ

お札を貼られたダルマ

入口のダルマにたくさんのお札が貼られているのを見ても、活気のある節分祭だとわかりますね。

庭園も拝観できるので、節分の日に参拝するのがおすすめです。

護王神社

京都御苑の西に建つ護王神社では、午後から落語と歌の奉納が行われた後、豆撒神事が行われます。

境内にまかれる福豆と福餅

境内にまかれる福豆と福餅

とても激しい豆まきなので、ケガをしないように注意しましょう。

当たり付きの福餅も投げられますよ。

千本釈迦堂

千本釈迦堂では、本堂の釈迦堂で狂言の奉納後、豆撒きが行われます。

釈迦堂前に集まる参拝者

釈迦堂前に集まる参拝者

境内では休憩所が設置され、献酒も振る舞われます。

千本ゑんま堂

千本ゑんま堂では夜から狂言の奉納と豆まきが行われます。

ゑんま様のこんちゃく煮き

ゑんま様のこんちゃく煮き

厄除けのゑんま様のこんにゃく煮きもあります。

中京区

壬生寺

壬生寺では節分の日の前日と当日に壬生狂言を見ることができます。

壬生寺境内

壬生寺境内

境内には多くのお店が出て、とても活気づいています。

炮烙を奉納すると、干支にちなんだ参拝証が授与され、12年分集めると1枚の大きな絵が完成するようになっていますよ。

元祇園梛神社

壬生寺の近くの元祇園梛神社では、節分の前日に前日祭、当日に節分祭が行われます。

元祇園梛神社

元祇園梛神社

節分限定の特別神剱鉾(みつるぎのほこ)を授かることができ、特別御神楽(おかぐら)の奉納も行われます。

左京区

聖護院

聖護院(しょうごいん)には、とても多くの方が節分の日に参拝します。

盛り上がる豆まき

盛り上がる豆まき

普段は非公開で、特別公開時も拝観料を納めないと境内に入れないのですが、この日はお参りに訪れた方は誰でも中に入って豆まきに参加できます。

鬼も3匹出てきて盛り上がりますよ。

平安神宮

平安神宮では、2月3日の午前から様々な行事が行われます。

その中でも大儺之儀は一度は見ておきたいですね。

「鬼やらう」と叫ぶ方相氏

「鬼やらう」と叫ぶ方相氏

甘酒の無料接待もありますよ。

須賀神社

須賀神社は、境内を懸想文売りが歩いているのが特徴的です。

懸想文売り

懸想文売り

懸想文(けそうぶみ)とは、今のラブレターのことです。

他の寺社では見られない懸想文売りに会いに訪れる参拝者も多いですね。

熊野神社

熊野神社では、八ッ橋とお茶の無料接待が行われます。

熊野神社

熊野神社

寒い時期に温かいお茶の接待は、心身ともに温まります。

節分の日に聖護院界隈を訪れた時には、熊野神社にも立ち寄りたいですね。

本家西尾八ッ橋

聖護院の近くにある八ッ橋屋さんの本家西尾八ッ橋では、ぜんざいときなこ餅の無料接待が行われます。

無料接待の案内

無料接待の案内

聖護院の豆まきに参加する場合には、本家西尾八ッ橋にも立ち寄りたいですね。

吉田神社

吉田神社は京都市内の節分祭の中でも、とても人気があります。

活気づくのは夜なのですが、昼にもたくさんの参拝者で賑わいます。

吉田神社

吉田神社

福引付きの福豆も授与されており、豪華賞品が当たりますよ。

吉田神社の節分祭は、2月2日と3日の2日間で、両日とも夜にも神事が行われます。

下鴨神社

下鴨神社の節分祭では追儺弓神事が行われます。

次々に矢を放つ

次々に矢を放つ

平安装束をまとった学生たちが次々に的に向かって矢を放ちます。

追儺弓神事の終了後に福豆・福餅撒きが盛大に行われます。

東山区

法住寺

法住寺では、餅つき、鬼法楽、星供採燈大護摩供(ほしくさいとうおおごまく)が行われます。

鬼法楽

鬼法楽

餅つきでは、芸者さんが小餅を丸め、その小餅が入ったぜんざいが参拝者に振る舞われます。

また、当日は甘酒の無料接待もあります。

鬼法楽では、鬼を退治した後、参拝者に福豆と福餅も撒かれます。

智積院

智積院の節分会法要では、明王殿の中で護摩が焚かれます。

明王殿

明王殿

堂内中央で立つ火柱は見ごたえがありますよ。

また、豆撒きも明王殿内で行われるので、外からの立ち見だと福豆を取るのは絶望的です。

午前11時からの開始に間に合うよう、時間に余裕を持って参拝しましょう。

八坂神社

八坂神社では、節分の日とその前日に節分祭が行われます。

舞殿で踊る舞妓さん

舞殿で踊る舞妓さん

舞妓さんが登場する八坂神社の節分祭は、とても賑わい、舞殿の周囲は人の頭でいっぱいになります。

舞妓さんによる豆まきも行われますが、あまりの人の多さに福豆を取るのが難しいです。

六波羅蜜寺

六波羅蜜寺では、本堂前で活気のある豆まきが行われます。

六波羅蜜寺

六波羅蜜寺

大勢の参拝者が訪れ、狭い境内が大混雑するので、福豆を取るのが難しいです。

霊山観音と西福寺

普段は拝観料が必要となる霊山観音は、節分の日は無料で拝観できます。

甘酒の無料接待もあります。

西福寺

西福寺

また、西福寺では、おそばやみかんなどの無料接待もあり、節分の日はこちらにも立ち寄りたいですね。

六波羅蜜寺の近くなので、六波羅蜜寺の豆まきの前後に参拝すると良いでしょう。

仲源寺

仲源寺では、節分の日の前日と当日の午後3時から豆撒きが行われます。

仲源寺の入り口

仲源寺の入り口

福豆は、豆撒き後に手渡しで授与されるので、撒かれた豆を取る必要はありません。

また、節分会では、1年間、無病息災まめに暮らせますようにとの願いを込めた「厄除・開運起き上りだるま」も授与されます。

右京区

天龍寺

天龍寺では、節分の日に豆撒きや天龍寺七福神めぐりが行われます。

豆撒き

天龍寺

甘酒の無料接待や振る舞い酒もあります。

七福神めぐりでは、福笹と絵馬を授かり7ヶ所の塔頭寺院(たっちゅうじいん)でお札をいただきます。

野宮神社

野宮神社では、節分の日に節分祭が行われ参拝者に無料でぜんざいが振る舞われます。

鳥居

野宮神社

境内はそれほど広くないのですが、節分の日は国内外から多くの参拝者が訪れ、とても賑わいます。

伏見区

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社では、2月3日の午前9からの祭典後、午前11時30分、午後1時から外拝殿で豆まきが行われます。

伏見稲荷大社

伏見稲荷大社

豆まきは約5分で終了しますが、多くの福豆がまかれるので、撮れないことは滅多にないでしょう。

短時間でさっと終わるので、あまり疲れないのも良いです。

八幡市

石清水八幡宮

石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)では、節分の日の直前の日曜日に鬼やらい神事が行われます。

本殿前で豆まきも行われますよ。

豆を投げつけられる鬼

豆を投げつけられる鬼

一足早く節分を楽しみたい方は、石清水八幡宮の鬼やらい神事に参加すると良いでしょう。

なお、今後も節分祭に参加した時は、この記事にまとめていきます。

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