7月下旬に京都市左京区の寂光寺に参拝した後、北東に7分ほど歩き平安神宮を訪れました。
平安神宮は、左京区の岡崎を代表する大きな神社で、旅行者や観光客の方にも人気があります。
社殿の屋根が緑色なのが、京都の神社の中では珍しく、一種独特の雰囲気がありますね。
こういうところが、観光客の方に人気なのかもしれません。
岡崎プロムナードを歩く
平安神宮の最寄り駅は、地下鉄の東山駅です。
駅からは、北に10分ほど歩くと平安神宮の応天門の前に到着します。
京阪電車だと神宮丸太町駅から南東に徒歩約10分です。
市バス停「岡崎公園 美術館・平安神宮前」からだと北に徒歩約5分ですから、市バスが最も便利ですね。
平安神宮の大鳥居の前を流れる岡崎疏水では、カモがゆっくりと泳いでいました。
流れに逆らいながら泳いでいるので、ちょっとずつしか前に進みません。
大鳥居の前にやってきました。
いつ見ても迫力がありますね。
大鳥居がまたいでいる道路は神宮道で、南は東山区の円山公園まで続いています。
途中には、青蓮院(しょうれんいん)や知恩院といった大寺院があるので、平安神宮から円山公園まで、神宮道を南下するのもおすすめの散策コースです。
大鳥居をくぐって北に歩き、岡崎公園にやってきました。
その入り口には、「平安神宮」と刻まれた大きな石柱が立っています。
遠くに平安神宮の応天門が見えます。
応天門の前の冷泉通から二条通の間も、かつては神宮道でしたが、平成27年(2015年)1月に工事が進められ、この区間の神宮道が廃止となり、同年9月に岡崎プロムナードが完成しました。
今は、自動車が走ることはできず、歩行者専用の道路となっています。
何かの行事やイベントの際には、岡崎プロムナードの両脇に多くのお店が並びますよ。
応天門を目指し、岡崎プロムナードを北に歩きます。
それにしても、日陰がないので、とても暑いです。
この日は、最高気温が36度と暑かったためか、岡崎公園や平安神宮を訪れる人の姿が少なかったです。
夏空が広がる境内
応天門の近くにある手水舎で手を清めます。
冷たい水が気持ち良く、いつまでも手を清め続けたくなります。
手水舎から見る応天門。
弘法も筆の誤りの語源となったのが応天門ですが、平安神宮は明治時代に創建されたので、弘法大師の時代のものとは異なります。
応天門をくぐって境内に入ります。
平安神宮の境内は、中央付近に何もないので、とても広々として見えます。
そのためか、頭上の夏空も、より広大に見えます。
それにしても、境内に人が全くいません。
こんな平安神宮は珍しいですね。
大極殿の右前に植えられている左近の桜は、深い緑色の姿になっています。
それでは、大極殿に上がって本殿にお参りをしましょう。
大極殿から眺める夏の境内が、さわやかに見えます。
とはいえ、非常に暑い日だったので、汗が止まりません。
大極殿の屋根の下にいるから、幾分涼しかったものの、日向を歩けば、またすぐに体が日差しを受けて暑くなってきます。
大極殿から降りて西を眺めます。
正面に見える建物は白虎楼(びゃっころう)で、その前に植えられているのは、右近の橘です。
この日は、青空に薄っすらと雲がかかる天気でした。
もうちょっと雲が多いと暑さがましだったでしょうね。
境内の西側から東を眺めます。
神楽殿(かぐらでん)の向こうには東山、その頭上には青空を薄く覆った白雲が浮かんでいましたよ。
夏の平安神宮は、人がほとんどいませんでした。
毎年夏は、京都に観光で訪れる人が減りますが、今年は新型コロナウイルスの影響で海外からの旅行者が激減しているので、さらに観光客が減っています。
この様子だと、秋以降も京都を訪れる人は少なそうですね。
この後は、南禅寺にハスを見に行きます。
なお、平安神宮の詳細については以下のページを参考にしてみてください。