6月上旬に京都市左京区の金戒光明寺にアジサイと花手水を見に行った後、北隣に建つ真如堂に参拝しました。
梅雨時の真如堂は、紫陽花園でたくさんのアジサイが咲くほか、夏椿やボダイジュなどの花も見られます。
桜と紅葉の時期は、大勢の観光客でにぎわう真如堂ですが、それ以外の季節は人が少なめで、落ち着いてお参りをすることができます。
ボダイジュの花が咲く
真如堂には、市バス停「錦林車庫前」から西に5分ほど歩くと到着します。
バス停からだと、東側の紫陽花園から境内に入るのが便利ですが、できることなら西側の赤門から入りたいですね。
その赤門の前にやって来ると、戦国歴史謎解きラリーののぼりが出ていました。
JR東海が開催しているイベントで、人気ゲームの信長の野望と戦国無双とのコラボ企画のようです。
期間は2021年7月31日までで、静岡県、愛知県、岐阜県、滋賀県、京都府の5府県で実施されています。
京都府の対象施設は、ここ真如堂の他に豊国神社、高台寺、妙心寺、相国寺、等持院となっています。
ちなみに真如堂には、明智光秀の家臣の斎藤利三のお墓がありますよ。
もしかして、これが答えなのでしょうか。
赤門をくぐって参道を東に歩きます。
石段の左右には、カエデの新緑。
その間から三重塔が見えます。
三重塔の近くの手水屋では、手水鉢にアジサイとキンシバイが飾られています。
水の中をよく見ると、カエデの緑色の葉も沈んでいました。
清涼感のある花手水ですね。
この日の京都は、最高気温が30度を超える真夏日だったので、この花手水がより涼しげに見えましたよ。
それでは本堂の前に進み、お参りをします。
本堂の前では、ボダイジュが緑色の葉をたくさん付けていました。
そして、甘い香りも漂っています。
ボダイジュに近づくと、黄色い小さな花が無数に咲いていました。
お釈迦さまは、このボダイジュの木の下で悟りを開いたと伝えられています。
ただ、インドのボダイジュはクワ科ですが、日本のボダイジュはシナノキ科なので、両者は異なっています。
ボダイジュの花期は非常に短く、すぐに実がつき始めます。
だから、ボダイジュの花は、なかなか見ることができないんですよね。
良い時期に真如堂に参拝できました。
本堂の前には、夏椿も植えられており、白色の花を咲かせていました。
夏椿は、6月中旬以降に花数が増えてきますよ。
夏椿の近くには、黄色いキンシバイも咲いています。
紫陽花園のアジサイが見ごろに入る
本堂の裏に回ります。
この辺りは、カエデの新緑とコケが美しいですよ。
また、近くの萬霊堂の裏には紫陽花園があります。
萬霊堂の前でもガクアジサイがきれいに咲いていました。
紫陽花園の中に入ります。
多くのアジサイがすでに見ごろを迎えていました。
今年は、アジサイの開花が例年よりも早いようです。
いつもなら、6月中旬以降にアジサイは多くの花を咲かせるんですけどね。
今年の京都は、多くの花が例年よりも早く開花しています。
季節の移り変わりが早いです。
西洋アジサイもたくさん咲いていますよ。
紫陽花園は、日が当たらないためか、白色の西洋アジサイが特に明るく見えました。
真如堂のアジサイは、すでに見ごろに入っていますが、6月いっぱいはきれいに咲いていると思います。
この後は、吉田神社に参拝します。
なお、真如堂の詳細については以下のページを参考にしてみてください。