3月中旬。
六角堂に御幸桜を見に行った後、京都市上京区の京都御苑を訪れました。
京都御苑には、出水の小川の近くや近衛邸跡に早咲きの枝垂れ桜が植えられています。
毎年、見ごろを迎えるのは3月20日頃なのですが、今年は全体的に京都の桜の開花が早まっているので、京都御苑でも、そろそろ早咲きの枝垂れ桜が良い具合に咲いていそうです。
出水の枝垂れ桜
京都御苑の最寄り駅は、地下鉄の丸太町駅、または、今出川駅です。
出水の小川に近いのは丸太町駅で、近衛邸跡に近いのは今出川駅です。
今回は、丸太町駅近くから京都御苑に入りました。
京都御苑では、春の花がきれいに咲いていました。
ユキヤナギは、真っ白な花をたくさん枝に付け、その名のとおり、雪が積もったような姿になっていましたよ。
出水の小川の近くにやって来ました。
やはり予想したとおり、出水の枝垂れ桜は見ごろを迎えていました。
もう満開ですね。
周囲に人が集まっていましたが、例年と比較すると、かなり少なかったです。
新型コロナウイルスの影響で、海外から旅行者が京都を訪れなくなったこともありますが、出水の枝垂れ桜が非常に早く見ごろを迎えたため、それに気づいていない人が多いことも理由だと思います。
出水の枝垂れ桜の枝先には、薄紅色の一重の花がたくさん咲いていました。
今がちょうど美しい時期ですね。
近衛邸跡の糸桜が満開
出水の枝垂れ桜から北に向かって歩きます。
そして、近衛邸跡にやって来ました。
近衛邸跡でも、枝垂れ桜が満開になっていました。
こちらは糸桜とも呼ばれ、京都の人々に親しまれていますね。
椿も赤色の花をたくさん咲かせていましたよ。
でも、足元には、散った椿の花も多いですね。
近衛池のほとりに植えられている糸桜も満開見ごろであります。
青空を背景に見る糸桜が美しいですね。
近衛邸跡の糸桜は、出水の枝垂れ桜より、やや早くに開花したのではないでしょうか。
近衛池のほとりでは、折れた木からも、糸桜の花が咲いていました。
2018年9月の台風で、近衛邸跡の糸桜は大きな被害を受け、多くの枝が折れてしまいました。
そのため、2019年の春は、花が咲いていも痛々しい姿をしていましたね。
でも、今年は、枝が回復してきており、その頃と比較すると華やかになっていましたよ。
近衛邸跡も、出水の枝垂れ桜と同じように例年よりも人が少なかったです。
とは言え、人が写らないように写真を撮るのが、ちょっと難しいほどには人がいましたけどね。
近衛邸跡のヤマザクラは、すでに散り始めていました。
今年は、ヤマザクラの開花も早かったようですね。
糸桜越しに京都御所の朔平門を眺めます。
糸桜がボリューム満点です。
近衛邸跡から東に歩き、石薬師御門の近くにやって来ると、ヒガンザクラもきれいに咲いていました。
ヒガンザクラは、あと2日ほどで見ごろになりそうでしたよ。
京都御苑の早咲きの枝垂れ桜は、3月中旬ですでに見ごろとなっていました。
枝垂れ桜の見ごろは、3月21日まで続くと思います。
この後は、清浄華院に蜂須賀桜を見に行きます。
なお、京都御所の詳細については以下のページを参考にしてみてください。